2020年2月14日公開
出演:カールティク・アールヤン
サナー・アリー・カーン
ランディープ・フーダー
アールシ・シャルマー
監督:イムティヤーズ・アリー
時間:141分
言語:ヒンディー語+英語字幕
媒体:スクリーン(イオンシネマ市川妙典スクリーン1)
あらすじ
ある夜クラブで出会ったヴィール(カールティク・アールヤン)とゾーイ(サナー・アリー・カーン)。一夜だけの関係のつもりだったが、ヴィールはゾーイのことを他とは違う女性と考え、彼女のあとを追う。ゾーイは恋愛や結婚よりも自分のキャリアを中心に考えており、追ってくるヴィールのことは取り合わなかった。
ゾーイはいつもラグ(ランディープ・フーダー)が経営しているコワーキングスペースに通っていた。ゾーイからなぜ彼と付き合おうとしないか聞いたラグは、昔自分が経験したリーナ(アールシ・シャルマー)との恋愛を語り始める…。
いろいろ
約10年前に公開されたイムティヤーズ・アリー監督作『Love Aaj Kal』のセルフリメイクというかリブート?の作品です。インドあるあるな『~2』というタイトルもサブタイトルも今回は付かず、全くの同名タイトルになります。ちょっと区別しにくいw もっと説明すると、2009年版で主演をやっていたサイーフ・アリー・カーンの娘サナー・アリー・カーンが2020年版の主役。ある意味親子対決w
ぶっちゃけイムティヤーズ・アリーと私、絶妙にすれ違いが多くて(まるで知り合いのように言う)。私が観たい恋愛映画の型をスルっと抜けていくとか、微妙に収まりが悪いとかになることが多く。『Jab We Met』はまぁ好きなんですけど、それ以外のやつお話が好きかというと、ちょっと悩んでしまう。2009年版もそんな感じだったので、正直今回あんまり期待はしてませんでした。
が、今回割とよかったです。私好きですねこの映画。
まず画がいい。
特に序盤の現代パートがめちゃめちゃいい。
画がいいのはでかい。
一気に受け入れ態勢になれる。
もちろん画がいいだけじゃダメなんだけど、この先をわくわくさせてくれる。
1人2役をやったカールティク・アールヤンが主演と思わせつつ、本当の主人公はサナー・アリー・カーンが演じたゾーイ。2009年版と同じ演出で"昔の恋愛"を聞くのはゾーイ。
サナー・アリー・カーンは堂々としてるところが好き。お顔もハスキーな声も何となくお母さんアムリター・シンに似てる。
一方でカールティク・アールヤン演じるヴィールはちょっとナヨっとしたオタクっぽい人物で、もしくは寝起きな感じ。全然モテなさそう。
インド映画にしては珍しいキャラクターで、なんでこんなキャラクターにしたのかは謎だけど、めっちゃ優しい。とにかくソフト。おまえ柔軟剤使っただろ。令和のボリ男子はソフトで攻める。
あと慣れると可愛く見えてくる。幅広メガネ案外似合う。
もう一人のカールティク・アールヤンは1990年から数年のスパンで流行りのサルマン・カーンスタイルを追ったビジュアル。ピアスがその代表。野暮ったいビジュアルがちょっと邪魔をしてるけどそれはもう時代の再現なので仕方ないw(でもそっちに目が行ってしまうw)途中マジでサルマンに似てた。あと酷いクオリティのブレイクダンスが爆笑ものだった。
近頃の恋愛モノは一度くっついてからその先が肝心で、だから割とサッサとくっつく。ロミオとジュリエットみたいな問題じゃなくて、個人の問題が絡んでくる。今回もわりと早々にくっついてからが大変だった。
前作を観ているからこそ安易に想像してしまう展開を嘲笑うかのごとく、昔の恋愛パートの方にツイストを効かせていて、もしかしてここが今回リブートしたかったところなのかも?と思ったり。おかげでゾーイが発狂寸前に。
ゾーイ大変。でもめっちゃその気持ちわかる。ゾーイは今までずっと本人も気付かない圧力を受けていたのよ。それが爆発するきっかけがあそこで全部重なっただけなのよ。
そして本日の大本命!ランディープ・フーダー!!
まだ情報ないときはてっきり当て馬枠かと思ってたけど違った!2009年版のリシさん・アドバイス枠だった!そんでおしゃれなカフェの店主!おしゃれな!カフェの!店主!どこそれ!!
↑これはランディープとかわいいハンディ扇風機と監督
2009年版でリシさんの過去パートをサイーフがやったのはまだいいとして、ランディープの過去パートをカールティクがやるのはなんかもう笑いそうになる域だったwそんなに離れてないやろ…? あとゾーイがショックを受けるところだけカールティクじゃなくてランディープでやってほしかったわwランディープがお得意なやつだもんw
リンク
ダンスらしいダンスは最後だけかな
「Haan Main Galat」2009年版ソング「Twist」のリメイク
「Shayad」
「Rahogi Meri」
今日のネタバレ
最後のゾーイの話