2019年公開
出演：カールティク・アールヤン
ブーミ・ペードネーカル
アナニヤー・パーンデー
アパルシャクティ・クラーナー
監督：ムダッサル・アズィーズ
言語：ヒンディー語+英語字幕
時間：125分
媒体：ネット配信（米アマゾンプライムビデオ）
あらすじ
ウッタル・プラデーシュ州カーンプルの公務員アビナーヴ・ティヤーギー（カールティク・アールヤン）は、3年前にヴェーディカー（ブーミ・ペードネーカル）と結婚。スタートこそ順調だったものの、今は都会デリーで暮らしたがる妻と家族計画について執拗に聞いてくる両親から受ける圧力に疲れ果てていた。やり場のない気持ちにストレスを溜めていたそんな彼のところに、アパレル工場を建てるため土地を探しているという都会の美女タパスヤー（アナニヤー・パーンデー）が現れる。タパスヤーの気さくなふるまいに、アビナーヴは次第に癒しを感じるようになるが…。
いろいろ
妻帯者でありながら浮気に走ってしまう男と、その妻、そして浮気相手による綱渡りコメディ。タイトルいいですね。1978年の同名タイトル映画のリメイクだそうです。
主演は『Sonu Ke Titu Ki Sweety（SKTKS ～お見合い大作戦～）』でブレイクしたカールティク・アールヤン。
佐川急便みたいなシャツを着たアビナーヴはお見合いの席で「ご趣味は何ですか」って聞いちゃうくらいお付き合いというものに慣れてなさそうな男。
そんな男でも3年の結婚生活を経て浮気する…！！
彼が自分の抑圧された現状に辟易してること自体は十分理解できる。…しかし浮気はアカンよ！浮気は！どんな理由があってもな！！その辺は映画のメッセージとして終始「ダメよ」で一貫して作られているので、作り手と倫理観の乖離はあまりなくて大丈夫でした。
彼の場合、よくある「浮気はどこから？」って話題に引っかかりそうなラインでした。浮気する人としてはレアケースではなかろうか。便宜上この後も"浮気"って言葉使うけど。
てか！ちょっとタパスヤーに既婚て知られて一線を引かれそうになった時についた嘘がわりとひどいもので浮気そのものよりそっちの方が引いたわ！！おまえそんなウソつくなや！！！
カールティク・アールヤンは『Sonu Ke Titu Ki Sweety』を観たときはぶっちゃけ結構苦手だったんですが、『Love Aaj Kal』と今作でだいぶ慣れたというか、わりとすんなり受け入れられるようになりました。彼には彼の良さがある。女性に弱くて（押され気味になるor恋愛的な意味どっちでも）ちょっと欠点も持ってる人を良い感じに演じられる俳優さんかもしれない。
ブーミちゃん（出演作ほぼほぼ観たぜ）はちょっとダサめの子とか普通の子を演じるのが圧倒的に多いけど、今回のヴェーディカーは初っ端から「趣味はセックスよ」とかジョーク飛ばしちゃうようなグイグイした女性でブーミちゃんプチイメチェンでした。ヴェーディカーはおそらくそのグイグイさが知らないうちにアビナーヴへの圧力になっていたんだと思う（だからって浮気の理由にはならんけどね！）
ちょっとメイク濃いめ。そこはかとないエロさを感じる…。
"浮気相手"役アナニヤー・パーンデーは今作がデビュー2作目のこれからが期待できる女優さん。私はお初。火遊びしたくなるような綺麗なお姉さんでありつつ、飾らない接しやすさが魅力的なキャラクターでした。道行く人が振り返っちゃう感じよ…。スラッとした立ち姿憧れる～～。良いわね。
途中「この人は人として大丈夫なんか…人の話聞かなさ過ぎてヤバすぎでは」って不安に駆られる登場人物がいるんですが、最後まで観たらﾊｧﾝなるほどー！って納得できる話で面白かったです。
インド映画はやっぱり3人だけで事態が収まるはずがなく、親友と親戚一同によくわかんない関係者さらには奥さんに横恋慕する男(！)も投入されて、基本的にドタバタで明るいテンションでした。ちょっとしたゲスト出演も楽しい。監督が『Happy Bhag Jayegi（ハッピーただいま逃走中）』と同じムダッサル・アズィーズというのを知って大納得。ライトなタッチのコメディ大好きです。最後の最後のオチもコメディって感じが出てていいですわ。
リンク
ボリウッドっぽいギラギラが楽しいダンス
「Dheeme Dheeme」
「Ankhiyon Se Goli Mare」
「Tu Hi Yaar Mera」新婚生活ソング。が、時間が経つにつれお弁当箱だんだん小さくなってしまうの哀愁…
