2013年公開
出演:ヴィクラム
ジーヴァ
ナーサル
タブー
ララ・ダッタ
監督:ビジョイ・ナンビヤール
言語:タミル語+日本語字幕
時間:127分
媒体:スクリーン(キネカ大森スクリーン1)
あらすじ
2010年のゴア。漁師のデーヴィド(ヴィクラム)は酒浸りの堕落した生活を送っていた。彼は結婚式で女性に逃げられた過去があり、恋を見失っていたが、親友ピーターの婚約者ローマに惚れてしまう。ろうあのローマの態度を見て、デーヴィドは彼女と結婚したいと思うようになる。
1999年のムンバイ。キリスト教神父ノエル(ナーサル)を父に持つギタリストのデーヴィド(ジーヴァ)はバーでの演奏や個人レッスンからの収入で生計を立てていた。姉と妹と4人で暮らし、生活は楽とは言えなかったが、いつかミュージシャンとしてメジャーデビューすることを夢見ていた。そんな彼のもとに、とうとう大きなチャンスが訪れる。有名アーティストのアメリカのツアーに参加するという話だった。しかしそんなとき、いきなり家にヒンドゥー保守派政党が襲撃を仕掛けてきた。父はヒンドゥー教を脅かしていると支持者に襲われ、深く傷つけられる。そんな父の姿を見たデーヴィドは、なぜこうなったのか黒幕のもとを訪ねるが、答えを得られず恨みを募らせていき…。
いろいろ
ダビデ王の物語をベースにした2人構成の物語。
主人公の持つその名の通り、キリスト教徒(本人の信心深さは関係なくそういう家庭とかコミュニティとか)の主人公を中心に、キリスト教の教えがかなり盛り込まれた内容になっています。
ムンバイではキリスト教徒がが弾圧されるシーンがありました。ムンバイでの物語はそこが起点になっています。
ヒンドゥー・イスラームの対立は大きな事件もあり映画でもよく見るけど、ヒンドゥー・クリスチャンの対立は初めて見ました。無知なもので知らなかったんですけど、実際にあるみたいですね…。
インドの巧妙なキリスト教弾圧
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/04/post-11952.php
世界ではキリスト教徒がいちばんいたとしても、インドではマイノリティだからマジョリティのヒンドゥーが強く出てくるとしんどいことになるんですね…。
過去一横着な酒の飲み方を見た笑
ゴアのデーヴィドはネジが外れているというか、倫理観が欠けているので、他人に迷惑かけることやってて(サンタさん絡み)、ちょっと引きましたwあかんよ~!!!
ジーヴァくんは可愛かった!(説得力のない画像)
ダンディな姿も見れてファンとしては満足でござい。
『David』は同時にヒンディー版も作られており、それはヒンディー語に合わせてヒンディー映画界の俳優が起用されているだけでなく、3人のデーヴィドによる3部構成なのだそう。もうそれ違う映画だね(笑)。もう一人は1970年代のデーヴィドが出てくるようです。
最後良ければすべてよしって感じで、途中ハラハラするところはあったんですが、観終わった時は案外清々しい気持ちでした。
リンク
予告
「Kanave Kanave」
「Machi」