インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

David(デーヴィド 二つの物語)

f:id:komeindiafilm:20211225133856j:plain

2013年公開

出演:ヴィクラム

   ジーヴァ

   ナーサル

   タブー

   ララ・ダッタ

監督:ビジョイ・ナンビヤール

言語:タミル語+日本語字幕

時間:127分

媒体:スクリーン(キネカ大森スクリーン1)

 

あらすじ

2010年のゴア。漁師のデーヴィド(ヴィクラム)は酒浸りの堕落した生活を送っていた。彼は結婚式で女性に逃げられた過去があり、恋を見失っていたが、親友ピーターの婚約者ローマに惚れてしまう。ろうあのローマの態度を見て、デーヴィドは彼女と結婚したいと思うようになる。

1999年のムンバイ。キリスト教神父ノエル(ナーサル)を父に持つギタリストのデーヴィド(ジーヴァ)はバーでの演奏や個人レッスンからの収入で生計を立てていた。姉と妹と4人で暮らし、生活は楽とは言えなかったが、いつかミュージシャンとしてメジャーデビューすることを夢見ていた。そんな彼のもとに、とうとう大きなチャンスが訪れる。有名アーティストのアメリカのツアーに参加するという話だった。しかしそんなとき、いきなり家にヒンドゥー保守派政党が襲撃を仕掛けてきた。父はヒンドゥー教を脅かしていると支持者に襲われ、深く傷つけられる。そんな父の姿を見たデーヴィドは、なぜこうなったのか黒幕のもとを訪ねるが、答えを得られず恨みを募らせていき…。

 

いろいろ

f:id:komeindiafilm:20211225143351j:plain

ダビデ王の物語をベースにした2人構成の物語。

主人公の持つその名の通り、キリスト教徒(本人の信心深さは関係なくそういう家庭とかコミュニティとか)の主人公を中心に、キリスト教の教えがかなり盛り込まれた内容になっています。

 

ムンバイではキリスト教徒がが弾圧されるシーンがありました。ムンバイでの物語はそこが起点になっています。

ヒンドゥー・イスラームの対立は大きな事件もあり映画でもよく見るけど、ヒンドゥー・クリスチャンの対立は初めて見ました。無知なもので知らなかったんですけど、実際にあるみたいですね…。

インドの巧妙なキリスト教弾圧

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/04/post-11952.php

世界ではキリスト教徒がいちばんいたとしても、インドではマイノリティだからマジョリティのヒンドゥーが強く出てくるとしんどいことになるんですね…。

 

 

過去一横着な酒の飲み方を見た笑

f:id:komeindiafilm:20220101194741g:plain

ゴアのデーヴィドはネジが外れているというか、倫理観が欠けているので、他人に迷惑かけることやってて(サンタさん絡み)、ちょっと引きましたwあかんよ~!!!

 

ジーヴァくんは可愛かった!(説得力のない画像)

ダンディな姿も見れてファンとしては満足でござい。

f:id:komeindiafilm:20220101203008j:plain

 

『David』は同時にヒンディー版も作られており、それはヒンディー語に合わせてヒンディー映画界の俳優が起用されているだけでなく、3人のデーヴィドによる3部構成なのだそう。もうそれ違う映画だね(笑)。もう一人は1970年代のデーヴィドが出てくるようです。

 

 

最後良ければすべてよしって感じで、途中ハラハラするところはあったんですが、観終わった時は案外清々しい気持ちでした。

 

リンク

予告

 

「Kanave Kanave」

 

「Machi」