インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Neerja

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2016年公開

出演:ソーナム・カプール

   シャバナー・アーズミー

時間:122分

言語:ヒンディー語+英語字幕

媒体:DVD

 

ニールジャー・バノットという実在の人物をモデルにした…というかほぼ実話の映画です。出演は主演俳優不在の単独主演でも活躍する数少ない女優の一人、ソーナム・カプール。

 

あらすじ

22歳のニールジャーはパンナム航空の客室乗務員。父と母、2人を兄を持つ明るく活発な女性。彼女は誕生日を2日後に控えた今日も、不安で心配そうにする母親を尻目に夢だった仕事に向かうニールジャー。集合時間になる直前に、運転手でボーイフレンドのジャイジープから「誕生日になったら開けて」とプレゼントを渡される。

飛行機はムンバイからカラチ(パキスタン)を経てフランクフルトに向かう国際便のPan Am 73便。ニールジャー達が乗ったこの便はカラチに到着までは順調であったが、カラチ空港に着き機体の調整を行っている最中、突然異変が起こる。なんと、銃を抱えたテロリストが航空機に乗り込んできたのであった…

 

いろいろ

現地でヒットしたのもうなずける、よく作り上げられた力作です。

ジャンルは、伝記物のスリラー。

http://media.mensxp.com/media/content/2016/Jan/story-of-neerja-bhanot-the-flight-attendant-who-died-in-1986-pan-am-73-hijack800-1453294989.jpg

主人公は実在の人物、ニールジャー・バノット。

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普段はロングヘアなのをリアルに似せて肩までの長さにしたソーナム。(もしかしたら着るまではしてないかも)

 

冒頭からテロリストたちの密かな計画が動き始ます。またテロリストとの対比でニールジャーとその家族たちの幸せそうな様子が交互に差し込まれて、後々起こるであろうシビアな展開を予想させます。この時点で先が気になるのでしっかり観ちゃうんですが、とうとう飛行機がハイジャックされた!となるシーンからは一瞬も見逃せない激しい緊張が走ります。ここは言葉で説明するよりは実際観てもらったらわかるかな~…。スーパーウーマンではない中身は普通の女性が恐怖や悲しみを抱きながら必死に闘うのがこの映画のミソ。とにかく手に汗握るシーンの連続です。

 

英語字幕はそんなに難しくなかったです。飛行機に乗るまでは単純な会話くらいしかないですし、ハイジャックされてからはテロリスト(ウルドゥー語話者かな?)の英語能力が低いので短かく簡単な指示や怒号がほとんど。一応最後まで字幕があれば充分理解できると思います。

 

実在の人物がモデルでかつ(細かい部分はのぞいて)ほぼ実話の展開なので、ここを予習してから挑むかorまっさらな状態で挑むか悩めるところですが…。個人的には予習してる方がいいかな、と思います。私は予習してた方です。と、いうのも、この事件自体が30年くらい前のもので、ある程度の大人なら内容を知ってると想定した作りにしていると思うから。ニールジャーがどういった経歴を歩み、またハイジャック時の様子や、その後の動きなど、当時もしくは後々知った状態の人が多くいる、そんな人が見ても映画として成立しているものを目指したのではないかと思っています。

でもまっさらな状態で観たい!という方もいらっしゃるかと思うので、ここでは詳細は書かないでおきます。「ニーラ・バノット」の名前で詳細が書かれたブログや記事が色々出てくるので知りたい方は検索してみてください。

 

すごく力を入れた、かつ秀作でインド国内の評判は上々ですし、この規模にして興行成績もいいセン行ったようなので、今年の珠玉の作品を観ておきたい方やインドについて知りたい方にはオススメ。でも、シリアスな作品ですので、インド映画にシリアスを多く求めてない方や抱え込みやすい・考え込みやすい方にはあまり向かないかも。

私はインドの話題作は押さえておきたい派ですが、同時にあまりシリアスなものをたくさん観たいわけじゃないので、期待はしつつも気分が乗らずちょっと二の足を踏んでいました。そして予想通り、観た後ずっしりくる内容。「観たい」という方には「とてもいい映画だよ~是非観て!」とは言うものの、マイお気に入りリストに入れられない、そんな映画です。

 

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ヒットしがちっていうのは個人的体感も含まれるけど、その傾向は実際強い気がする。

求めているものが違うのかな、という結論です。

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ほんとに映画自体は出来もいいし必見なんですけどね。こればっかりは譲れない好みの問題ですね(笑)

 

動画

予告編

 

ダンスシーンはほぼないです。庭先のパーティーでラジェーシュ・カンナーの曲流して歌って楽しくやるくらい。むしろダンスなくて正解だと思います。

「Aisa Kyun Maa」

 

プロモーション用動画。

インド映画によくある愛国心を起こす歌というよりは、恐怖と闘う的な歌詞のようです。

「Aankhein Milayenge Darr Se」