(画像出典:ibtimes.co.in)
2017年公開
出演:ラージキラン
レーヴァティ
ダヌシュ(特別出演)
マドンナ・セバスチャン(特別出演)
ゴウタム・メノン(特別出演)
シルヴァ(特別出演)
ロボ・シャンカル(特別出演)
監督:ダヌシュ
時間:119分(サイトにより揺れあり)
言語:タミル語+英語字幕
あらすじ
これは還暦を過ぎた一人の男性の話。かつて映画のアクション監督をやっていたパーンディ(ラージキラン)は、現在は引退し息子家族と三世代同居をしている。
パーンディは町や映画業界では有名人であったが、息子との関係はうまくいっていなかった。たびたびのトラブルの末、自分が家に居ると息子にとって迷惑になると考えたパーンディは、外に働きに出る。映画界へ戻ってきたパーンディはそこで自分が尊敬される存在であることに気付き自尊心を取り戻すが、その帰り道に若い不良といざこざを起こしてしまう。息子はまた父親が面倒なことを起こしてしまったことにいらだち、パーンディもまた家族の迷惑になってしまったことに落ち込む。パーンディは酔った勢いでいままで思っていたことを息子たちにぶつけるが、それがさらに亀裂を生んでしまう。
その翌日、パーンディは愛車のバイクで旅に出ることにするが…。
いろいろ
きゃーーー!あのダヌシュが初めて監督!
(画像出典:iflickz.com)
いや、まぁ、そりゃ、いくら有名俳優だからって、初監督にはファンとしては不安がありましたよ。未知の領域ですもん。
でも、公開直後好調の滑り出しだったようで、一応の安心しました。
おっと、映画の感想。
全体の雰囲気は、タミル映画の中ではやさしい、ちょっとふわっとした感じでした。
そう、監督のこの笑顔のような。
(画像出典:.desibucket.com)
丁寧に作られた素晴らしい映画。好きな俳優の監督映画だから贔屓めに観てる可能性は0ではないけど、それでもいい内容だったと言いたい。喜怒哀楽があって、インドらしく家族愛があって。主人公のおじいちゃんだけじゃなくて、周りの人の感情も手に取るように分かってめっちゃ感情移入しながら観ました。
白髪のパーンディじいちゃん(とはいえ劇中では64歳って言ってたけど)と家族やご近所さん、見知らぬ人、昔を知る人との交流が素敵です。
悪い人がほとんど出てきません。…というか主人公が普通の人なら普通は巨悪に遭遇しないよねw アクション映画ばっかり見てるのでねw
一方であっさりした部分もあって。とある事の手段にFacebookを使うんですが、ちょっと昔なら時間かけて進めたであろうそのくだりがほぼ一瞬で片付いてました。現代的~!なんかリアル~~!!その分クドくならず、よかったのではないかと思います。
ナイスなおじいちゃんが出てくる映画が好きで、これもリスト入りです。
(他は、「Thithi」「Kaththi」「シャモルおじさん、灯りを消す」「チャーリー」「Vaaranam Aayiram」)
「Pa Paandi」のナイスなジジイご紹介します。(youtubeより拝借)
ハードボイルドジジイ(複数形)
花びら舞うジジイ
孫とジジイ
昔を懐かしむジジイ
いいね!じいさんにしか出せないこの味!
パーンディ役のラージキランは今まで脇役で観たなぁ~っていう程度の記憶でした。これでやっと完全に顔覚えましたよ!w
レーヴァティは「2 States」のアーリヤのお母さん役、が有名かな。
映画業界異職種から監督を務めた場合によくある特別出演祭りは「Pa Paandi」にも健在。
すぐ分かったのは、ゴウタム・メノン監督とアクション監督シルヴァさんでした。この前来日してたロボシャンカル氏は私気が付かなかったけどサングラスしてる人だったかも。
ダヌシュはちょこっとだけかと思いきやけっこうな時間出てました。ダヌシュの出るシーンは淡~い恋の話。オイラ涙腺崩壊。あとブルースリー風の声出しながらアクションしてたシーンが楽しいです。
マドンナ・セバスチャンは「Premam」に出てくる3番目のヒロインの女の子!メイクが違って分からなかった…。今回ダヌシュと出てます。
「Pa Paandi」超おすすめです~。
リンク
「Soorakaathu」声はダヌシュ。
「Paarthen」淡い恋のシーン
「Vaanam」パーンディと孫。
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