2016年公開
出演:シヴァカールティケーヤン
キールティ・スレーシュ
スーリ
ラージキラン
サムドラカニ
アチュート・クマール
監督:ポンラーム
言語:タミル語+日本語字幕
時間:155分
媒体:キネカ大森(シアター1)
あらすじ
マドゥライに暮らすアイヤンガライ(ラージキラン)の孫ラジニムルガン(シヴァカールティケーヤン)。彼は無職ではあったが祖父の面倒を毎日見に行くなど優しい青年であった。
ラジニムルガンには幼いころに離れ離れになった許嫁カールティカ(キールティ・スレーシュ)がいた。カールティカと再会し彼女のことを追いかけるラジニムルガンだったが、昔親たちが喧嘩したことをきっかけにカールティカの父ニーラカンダン(アチュート・クマール)は結婚に大反対していて…。
いろいろ
IMW上映作品です。
5年前に一度観てるんですが、当時Youtube配信していた(※公式ですご心配なく)本作には英語字幕がついておらず、また一度きりで記憶もほぼなく、今回実質初めて観る状態で鑑賞しました。
現在はYoutubeに英語字幕付いてますが、ズレてます(笑)直してー!!
ちなみに現地での公開と時期を同じくしてこちらでも上映もありました。IMWと団体同じ
マドゥライが舞台のマドゥライもの。最初のナレーションでは「マドゥライはそんなに暴力的な街じゃないよ」と言って、粗暴な街のイメージを逆手に取るテーマ。代表的におじいちゃんが非暴力主義でした。
と言いつつアクションシーンは外せないのでありましたが(笑)
許嫁で最初からある意味成就している恋愛パートと、悪役が出てくるいざこざパートの二軸構成。
映画祭または日本語字幕上映の裏事情なんぞ知らんのでその辺を完全無視して話をすると、こういうタイプのタミル映画が映画祭にやってくるのは珍しいなぁ、と思いました。
楽しいんですよ!その辺は大丈夫なんですけど、なんというかかなり詰め込み&ガチャガチャした映画です。だいぶエンタメ寄りのインド系映画祭でも来てるのってもうちょっと優等生っぽいというか、整理されている映画が多いイメージ。
頭空っぽにしつつフル回転しながら観るっていう矛盾が必要。
私的な意見だけど、ガチャガチャについては質の問題ではなく多分わざとそうしてるんじゃないかなぁ…。と思う根拠としてはこういうかなりガチャガチャした映画がタミル映画には一定数存在するってところです。マサラムービーといって、複数のジャンルを掛け合わせた映画のことを指していてこの映画もそれに分類されるんですが、それはそうとしてマサラムービーというジャンルにはめ込む以上にとにかく情報が多くて忙しい映画だと思います。特に台詞の応酬。脱線が多く会話がめっちゃアッチコッチ飛ぶので、字幕翻訳の人大変そう(笑)。
パロディがめちゃめちゃ多い映画です。
パロディじゃないシーンもパロディかなって思えてくるくらい。というかタミル映画のすべてを知っているわけではないので、パロディシーンのすべてが自力ではわからないのが悔しいすねw
ヒロインパパがよく前髪上げる仕草。ラジニファンという設定のヒロインパパ…この前髪もラジニネタなのか…??
次の話へ持っていき方がかなり強引w ドリフのコントみたいなことも起きるw
次の展開に進みたいってのがめっちゃわかる…しかし真面目な映画ならしこりみたいに違和感を抱えそうなシーンも、細かい事は気にすんな系の内容なので力技で許させるようなw
主人公みたいに無職でたまに知り合いの仕事手伝ってお小遣いもらいながら気ままに過ごすの憧れるな~。いやでも結局親に養ってもらってるのはいい年の大人的にはしんどいか~。インド映画の無職のボンクラ君たちって基本メンタル強いよな。
リンク
「Un Mele Oru Kannu」
「Rajinimurugan」定番の自己紹介ソング
「Jigiru Jigiru」
おまけ
ナレーションの声がヴィジャイセードゥパティみたいでした