インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Ante Sundaraniki(スンダルについてのこと)

2022年公開

出演:ナーニ

   ナスリヤ・ナシーム

   ナレーシュ

   ローヒニ

   ナディヤー

   アラガム・ペルマール

   アヌパマ・パラメーシュワラン

監督:ヴィヴェーク・アートレーヤ

時間:176分

言語:テルグ語+英語字幕

媒体:スクリーン(池袋HUMAXシネマズ)

 

あらすじ

会社員のスンダルことカストゥーリ・プールナ・ヴェンカタ・セーシャ・サーイ・パワナ・ラーマ・スンダラ・プラサード(ナーニ)は、ヒンドゥー教徒バラモン一家の唯一の息子で跡取り。だから父親は彼を過保護に厳しく育てていた。スンダルは、そんな生活にうんざりし、スンダルにとって挫折の象徴だったアメリカにいつか行ってみたいと思っていた。

写真家のリーラ(ナスリヤ・ナシーム)は姉妹と両親の4人家族。それなりに幸せに生きていたが、周囲と違って敬虔なキリスト教の家庭であるが故に親に付き合いを制限され、友達ができず窮屈な思いをしていた。彼女はそんな青春時代に見知らぬ人からもらった絵葉書に描いてあったアメリア島に憧れ、いつか島で結婚したいと夢見ていた。

スンダルは学生の頃からリーラと知り合いで、彼女に恋をしていた。仕事で再会した2人は紆余曲折の末付き合い、結婚の約束をする。しかし互いに宗教が違いすぎることもあり反対されると考えた彼らは、密かにアメリカへ飛び駆け落ち婚をすることにしたが、いざアメリア島へ向かうとそこは立ち入り禁止になっていた。これは良くない兆候だと判断した彼らはお互いの両親に交際を打ち明けるが──。

 

いろいろ

テルグ映画界のキュート代表ナーニ君と、マラヤーラム映画界キュート代表ナスリヤちゃんの、キュートが詰まった異教徒恋愛コメディ。

 

どのへんがキュートかというと、一番はプロダクション デザインのところですかね。

一連のポスターはモチーフ含めてポップなイメージデザインいいし、本編に出てくる無機物もオシャレで可愛いもの多め。(個人的にはここが結構好みの比重を占めることが多い)

ぶっちゃけストーリーの方はキュンキュンではなくコメディー寄り。

 

異教徒同士とか異カースト同士の恋愛だと名誉の問題もあり悲劇になり得るインド映画だけど、本作はコメディーの範囲内なのでご安心ください。

高カーストで厳格なスンダルの家族(特に父親)とキリスト教徒の中でも敬虔な方のリーラの家族(特に父親も母親も?)をいかに攻略し幸せな結婚を実現させるか、が見ものだけど、

割とはじめの方からこまごまちりばめられてた"あること"が最後にガツンと効いてきて、本当のテーマはそっちだった可能性がある。そんな話でした。

 

 

もうナーニ君は散々かわいいって言いまくったから今更言わんでもよかろうか(笑) コスプレ大会がファン歓喜ものでしたわよ!

ちょっと最近王道テルグみが強いアクション要素強めの映画が続いたけれども(それはそれもよき)、『Ante Sundaraniki』はひさびさにすごくナーニ君っぽさ全開の映画でした。

も~うめちゃめちゃ捲し立てるぞ!よく舌噛まないな!ってくらい。その分字幕スピードが大変なんですが(笑)父ちゃんと喧嘩してるシーンはほんと何のこと話してるか全然わからなくて、ちょっとあとの流れでやっと理解できる(笑)

 

ナスリヤちゃん!2014年まではマラヤーラム映画界で超引っ張りだこだった彼女は、2014年に結婚・出産を経て俳優業をセーブ気味。ちなみにテルグ映画はこれが初めての出演だそうで。2018年と2020年の出演作は観れてないからだいぶ久しぶり~って感じでした。相変わらずか!わ!い!い!

ナスリヤちゃん出演のキュート系映画っていうと『Ohm Shanthi Oshaana』を思い出すわぁ。

 

リンク

本編は思ったよりダンスが少なかった!子役陣がかなりダンス上手い

 

「Thandanaanandha」プロモ用ダンス。ナーニ君が完全に次回作の役の毛量になってる(笑)

 

「Rango Ranga」

 

「Entha Chithram」かわいい