インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

息がつまりそう(Choked)

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2020年公開

出演:サイヤミ・ケール

   ローシャン・マテュー

   アムルータ・スバーシュ

監督:アヌラーグ・カシャプ

言語:ヒンディー語+日本語字幕

時間:114分

媒体:Netflix

 

あらすじ

銀行員のサリタ(サイヤミ・ケール)は、定職に就かない夫と小さい息子を抱え、思い通りにいかない暮らしに辟易していた。サリタは歌が上手く、以前オーディションに出たこともあるのだが、その場で観客を目の当たりにした途端歌えなくなったことがあった。今ではそれがトラウマとなり、日中を何かをきっかけに思い出し気分が悪くなったり、夢に出てきてしまうほどだった。

ある夜、家の中で変な音を耳にしたサリタは、キッチンの排水パイプから排水と共に謎の札束が流れてくるのを目の当たりにする。アパートでは最近外の排水パイプが交換されたばかりだった。怪しいと思いつつも彼女はそのお金を誰にも悟られないよう自分のものにする。

お金はその日だけでなく、また別の日にも流れてきていた。サリタは夫が抱えていた借金を返済し、贅沢とまではいかないものの買い物もするようになった。急に彼女がお金を使うようになったことを怪しむ夫だったが、それとは別にこの時、インドが大きな変化を迎えようとしていて…。

 

いろいろ

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Netflix限定配信のブラックコメディです。

ブラックコメディって書いてあったからそうなんだろうけど、どちらかというとスリラーって言った方がしっくり来るかな。

個人的にはクオリティに絶対的な信頼があるアヌラーグ・カシャプ監督作品。

 

舞台が2016年で、2020年公開なのに中途半端だなーって思ってたら途中で起きるとある出来事でなるほど!って感じでした。やはりあの出来事は商魂たくましい(商魂?)映画製作者的には見逃せないネタだよねぇ。あの人たちいずれコロナもネタに昇華するでしょ絶対。

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サリタが銀行勤めなのがポイント

 

排水溝をあんまりまじまじと見たくないなと思った点以外は面白かったです。なんというか、排水溝から虫出てきそうじゃん………………。

薄暗く陰湿なスリラーと身構えてたらそういう方向ではなく普通に生きてる人たちが多い話でした。殺し殺されみたいなのも一応はなかった。あまりひどく動揺する話が苦手な人に向いてるスリラーかも。

 

謎のお金は映像で示唆されるので出どころは序盤からなんとなくわかります。お話の中のお金は、どう隠すかどう使うかが中心でした。

出所より謎だったのは排水パイプの仕組み。アパートの上の階から流れてくる水って、下の階のキッチンにあるパイプを流れるものなの?住宅の仕組みよくわかんないなぁ。

 

サリタの近所に住んでる人達、サリタ一家が気が付かないからっていつかプチ詐欺犯しそうで将来が怖いわ~!特にサリタと一番近所付き合いが多そうな下階のオバチャンは、サリタが来るとわかった途端演技始めてウソ泣きしててさすがにちょっと引いたぞ。あと旦那の報酬をネコババしようとするビジネスパートナーのオッサンな。むしろご近所で暮らしてるままでなぜネコババしたままいけると思った?

いじめてるわけじゃないんだろうけど、度が過ぎる図々しさはインド人の個性なの?てめえら面の皮が厚いんだよ…。その代わりと言っちゃなんだけど、困ったときはお互い様で、サリタが本気で困ってるときは助けてあげてほしい。

奥さん方が集合してたメヘンディのパーティーが楽しそうだった。はしゃぐ奥さん方。

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あと旦那っち、ちゃんと稼げるような仕事してないのに奥さんが大黒柱って言われてキレるのやめなさいよ。なんだその無駄なプライドwそりゃサリタもだんだん気持ちさめてくよ?

 

なんかちょっとずつダメな人達がいっぱい出てきましたwなのでツッコミ入れつつ観るのが健康的なのかな?生き方がダメな人を見るのがしんどくなければオススメですw

 

リンク

予告

2016年にインドで起きたとある出来事は予告観たら何のことかわかります。

 

おまけ

サリタは歌うためにどこかの土地からムンバイに上京したって言ってました。家庭内の会話がふとした時にタミル語だったので、タミル圏から来たのだ思います。