2015年公開
出演：ゴウタム・カールティク
プリヤー・アーナンド
ヴィヴェーク
タープスィー・パンヌー
サティーシュ
ダヌシュ（特別出演）
監督：アイシュワリヤー・Ｒ・ダヌシュ
言語：タミル語+日本語字幕（機械翻訳）
時間：125分
媒体：ネット配信（Youtube）
あらすじ
カールティク（ゴウタム・カールティク）は幼少期から未来を予知する能力を持っていたが、いいことよりトラブルになることの方に困ったため、父親のいいつけで能力を周囲に隠すようになる。そうしているうちいつしかその力は消えていた。しかし、いち社会人として働き始めた矢先、不意に力が再発する。周囲に公表することはなかったが、仕事でその能力を使って危機を脱したさい、同僚のパンダ（ヴィヴェーク）にクリケット賭博に参加するように頼まれる。パンダは賭博で稼いだ金で生計の一部を補っていたが、最近負けて借金を負っていた。渋々参加したカールティクは、試合の予想をすべて当て、大金を手にする。しかし同時に、元締めのマフィア・ランデー（ダニエル・バーラージ）に目をつけられてしまい…
いろいろ
謎のチート能力を持った主人公が普通の暮らしを望むものの、生死のかかったギャンブルに巻き込まれる話。
ケンカが強い以外でそんなにチートを設定に入れてこないタミル映画の中では個性的かも。
いうてチート以外にもヤクザに凄まれて立ち向かえる度胸を持ってる主人公はなかなか肝がすわってましたわよ！そこはタミル映画主人公補正かしら！主人公はヤクザに賭博でイカサマやってないか疑われたり、当てすぎてお金を出すのを惜しまれて理不尽な煽りされたり、でかいギャンブルの手伝いさせられたり。
一般人、ヤクザを目の前にこんな堂々と座ってられんやろ。危機は予知能力じゃなくてむしろこの肝の強さで乗り切ってる感じがしましたね！肝が強いことはよいこと。キミがヤクザと対峙するのは決められた運命だったのよ！
ちなみに予知能力がある理由については、映画内で一貫して「わからんもんはわからん」で片づけられてました。すべてに理由を求めない…い…潔い…。
カールティクが賭博に足を突っ込んでしまうきっかけとなったパンダ氏をコメディアンのヴィヴェークおじさんが演じてるんですけど、キャラが好きでした。
医者に「タバコは1日1本ね」って言われてしまったヴィヴェークさんの処世術（ダメです）とか
お酒注意の看板を自ら持っているにもかかわらず、左下に表示されてしまうメタなヴィヴェークさんとか
ヴィヴェーク姉さんとか（可愛い）
楽しかった～。
実はこれ、日本ロケをしたシーンがあります
2015年頃は日本ロケプチブームだったんですよ～
この映画観る理由の1/3は日本ロケ目当て。
奈良とか姫路とかで撮影したそうです
秋の暖色系
その頃の日本ロケ映画については以下に軽くまとめてあります↓
いつのまにか全然ロケ聞かなくなったな～…あ、最近の『Sumo』があるか！
残り1/3はダヌシュが特別出演するのが理由～！
実はこれ、ダヌシュが昔演じた『Pudhupettai』のキャラクター。
なので、できれば『Vai Raja Vai』を観る前に『Pudhupettai』を観ておくことをオススメします。『Pudhupettai』、ダヌシュファンにとってはカルト的人気を誇るノワールスリラーだけど、タミル人の間でもわりと有名なキャラクターなのかな…？映画観てなくてもキャラだけは知ってるとかそういう節あるかもしれない（日本にもそういう位置にいるキャラクターあるし）
とはいえダヌシュが出てくるのはそう長くはないのでスルーしても大丈夫かも…。「この人だあれ？」ってなるくらいかな。本作は『Pudhupettai』の続編ってわけではないです。
もう残り1/3はゴウタム・カールティクくんがイケメンとか色々ですね！
予知能力をクリケット賭博だけじゃなく脅しの切り返しとかアクションとかにも使用してて、殺意を切り抜ける綱渡り感と敵の一歩先を行く爽快感が痛快な映画でした！
リンク
「Pachchai Vanna」まずは日本ロケのやつよね
「Vai Raja Vai」いきなりS.J.スーリヤさんがゲストに出てきてびっくりした
「Move Your Body」主役登場ソングですね
