インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Acharya(アーチャーリヤ)

2022年公開

出演:チランジーヴィ

   ラーム・チャラン

   プージャー・ヘーグデー

   ソーヌー・スード

   ジーシュ・セーングプタ

   ヴェンネラ・キショール

   アジャイ

   キショール

   ナーサル

監督:コラターラ・シヴァ

言語:テルグ語+英語字幕

時間:154分

媒体:スクリーン(Skipシティ)

 

あらすじ

山林の奥地にあるパーダガッタムとダルマスタリの2つの村。パーダガッタムの持つアーユルヴェーダとダルマスタリの擁する寺院とで互いに持ちつもたれつな関係だったが、昨今はダルマスタリを支配するバサヴァ(ソーヌ・スード)の圧力によってパーダガッタムの人々は肩身の狭い生活をしていた。バサヴァは、鉱業を始めるため、ラトールと組んで森の土地を奪おうと考えていた。

そんな村に、アーチャーリヤ(チランジーヴィ)という大工の男が住み着く。彼は村人に危害を加える男たちに対し次々と報復をしていく。アーチャーリヤの正体はナクサライト。友人のシッダ(ラーム・チャラン)との約束を果たすために村にやってきていて──。

 

いろいろ

ずいぶん硬派なアクション映画でした~!

やっぱり、チランジーヴィとラーム・チャランの親子共演が売りですかね。コニデラファミリー映画。

 

ちょっと前半はどれが人の名前でどれが地名かわからんくらいの理解度で焦り、休憩時間にあらすじを復習して後半はなんとかいけました! いや~脳内が忙しかった。たぶんブドウ糖消費したw 後半は映像で説明してくれるタイプでそれも助かりました。

アクションはザ・テルグな激しいタイプのやつで、外連味や仰々しさてんこ盛り。多分首飛ぶシーンあった気がする。チランジーヴィ大暴れ!!

血に飢えたアニキorアネキたちはこんなの観たらアドレナリン出まくっちゃうわね!

 

 

メインキャラクター2人がナクサライトの活動員ということで、"インドの知識はすべて映画から"な私といたしましては、ナクサライトに興味を持ったきっかけのヒンディー映画『Newton』が真っ先に思い浮かんだ…というか、ナクサライトが出てくることを記憶してるのがこの映画だけだったんだけれども。あとちょっと妙に赤旗な題材が盛んなマラヤーラム映画で赤旗なやつをちょっとだけ観たけどそれはナクサライトまで出てくるやつではなかった。

『Acharya』でのナクサライトは”庶民の味方”や”国に対抗し人民を守るヒーロー”といった義賊みたいな存在として描かれていたのが興味深かったです。とはいえそういう描かれ方はこれが初めてとか珍しいとかじゃなくて、脈々と受け継がれている題材だとかなんとか…。『Newton』ではナクサライトと警察(森林警備隊も?)との争いに先住民部族が巻き込まれて被害被ってたり選挙管理人の一行が武装しないといけないほど危険な組織だったりして、どちらも一般市民が観る映画なのに(観客の層は違うかもしれんが)描かれ方が違いすぎて面白いと思ったのでした。警察だって映画によってヒーローだったり悪役だったりするしね~。

本作の"赤"はナクサライトが象徴的に身に付けてる赤い布であったり、寺院の祈りに使われるシンドゥールみたいな赤い粉だったり、まんま血の色だったり、全体的になんとなく"神聖なもの"という扱いをしている雰囲気がしました。テルグの赤系の映画観たらこの辺なにか見えてくるのかもしれない。

 

 

ソヌさん!ソヌさんがメインの悪役でした。

ソヌさんコロナ関連の社会活動(超ざっくり言うと、コロナで困窮する人達をめっちゃ支援した)でリアル世界の方でかなり庶民に感謝される立場になって、もしかしたらもう迂闊に悪役なんてできないのでは…?って観ながら思っちゃいました。まーでもオファーと本人次第だから悪役これからもやるのかな~?

現在の謎おさげな髪型と過去のゆるウェーブかかったロン毛とでビジュアルは二度楽しめます。部屋にでかでか飾ってた本人の肖像画はどっちの髪型でもなくていつの時か分からん(笑) 現在の方で前髪ぱっつんだったの可愛い。悪役キャラは極悪非道でしたわ!!

次の出演は『Prithviraj』かな?いい人か悪い人かどっちかな~?

 

 

相変わらずかわいいよプージャー・ヘーグデー

プージャーが出てきたころはまだちょっとどういう話の展開がされるかわかんなかったので、チランジーヴィとプージャーちゃんがロマンチックな関係に発展する話だったらヤダ…親子ほど歳離れとるぞやめてくれ…って思ったけど、それはなかった(笑)よかった(笑)

今更心配したところで、親子ほど歳離れてるインド映画けっこうあるけど。

 

あとはあれかな!アジャイさんがアーユルヴェーダの村の村長かな?遭遇するやつ9割は悪役だから、いい人役で嬉しかった。あと『Acharya』の直前に観た『Sarkaru Vaari Paata』ではかなり短い出演だったので、『Acharya』ではまあまあ多めに出てきてくれてそれもちょっと嬉しかったです。予告動画にはいないです。本編で確認してください。

 

リンク

「Bhale Bhale Banjara」

親子ダンス

ナクサライトのみんなが政府にバレなさそうな場所で踊るイメージかな

 

「Saana Kastam」特別出演のレジーナ・カサンドラが超セクシー

 

「Neelambari」プージャーちゃんの動画も貼らずにはいられない