インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Sarkaru Vaari Paata(公売入札)

2022年公開

出演:マヘーシュ・バーブ

   キールティ・スレーシュ

   サムドラカニ

   ヴェンネラ・キショール

   スッバラージュ

監督:パラスラーム

言語:テルグ語+英語字幕

時間:162分

媒体:スクリーン(Skipシティ)

 

あらすじ

幼いころ借金返済を巡り両親が自殺してしまい天涯孤独の身となったマヘーシュ(マヘーシュ・バーブ)は、大人になってからはマイアミで貸金業を行っていた。返済を滞納する顧客には厳しく取り締まっていたが、ある日目の前に現れたしとやかなインド美女カラーヴァティ(キールティ・スレーシュ)に一目ぼれした彼は、彼女に言われるがまま学業資金で1万ドルを貸し付ける。しかしカラーヴァティ、実際はしとやかとは真逆で、カジノで負け越してはあらゆるところからお金を借りているというお金にルーズな女性だった。カラーヴァティはマヘーシュに気があるフリをしてことあるごとにマヘーシュから金を盗ったり、新たな借金を繰り返していた。

マヘーシュはある日、街で見かけた滞納中の債務者を見かけ追いかけていく最中にカジノに迷い込む。そこには今まさに金を賭けている最中だったカラーヴァティが居た。マヘーシュは彼女の本当の姿を知り彼女に貸していた1万ドルを返済してもらおうと迫るが、カラーヴァティは返す姿勢を見せるどころか被害者面をしてインドにいる父親に連絡をする。カラーヴァティの父親はヴァイザグに暮らす国会議員で資産家のラジェンドラナート(サムドラカニ)だった。ラジェンドラナートもまた返済するどころか、彼に攻撃を仕掛けようとする始末だった。

お金が人生にとって何よりも大切なマヘーシュは、たった1万ドルのためにわざわざマイアミからヴァイザグまで飛び、ラジェンドラナートに直接娘の借金の肩代わりをするように迫る。武力行使も辞さないラジェンドラナートだったが、諦めの悪さはマヘーシュの方が勝っていた。ラジェンドラナートはマヘーシュによって世間に晒されてしまった「1万ドルを返済しない人間」というレッテルを消すためにマヘーシュに「借金の件は嘘だった」と言うことを条件に返済に応じる。

その釈明会見の際、なんとマヘーシュは「1万ドルの借金は嘘。ラジェンドラナートは1万カロールルピー(13億ドル)の借金をしている。」と言い出して──。

 

いろいろ

「俺から愛情と友情は盗めても、お金だけは盗めない」と豪語するほどお金に対してこじらせてる主人公。まあ彼の幼少期を考えるとそうなっても致し方ない。大人になって成功できてて本当によかったねぇ~。

お金絡みのアクションコメディです。

 

かっこつけててかっこいいような笑えるような絶妙な感じだったマヘーシュもなかなかいいキャラしてたけど、キールティちゃんの演じたキャラクターが一番面白みのある役どころでした。

楽しく裏表あるカラーヴァティに、見た目で騙されまくる主人公。

↑この時も仲良く見せかけておいてカラーヴァティの方は下心ありまくりだからな!(笑) カラーヴァティ、甘々パパが居るなら借金せずにパパにお金貰えばよかったのでは…?w

キールティちゃんが着てる服が可愛いモノばかりで、私これにつられて映画見に行ったくらい。予告動画には出てきてないけど、カジノ通いの派手ギャルの時も可愛いです。派手ギャルの時の映像まだ公式に上がってない。また見たい。

前半はカラーヴァティがフルスロットルで、かなり楽しかったです。お金が一番だいじって言いながらカラーヴァティの返信メールひとつで思春期の子みたいにキャッキャ照れてるマヘーシュ可愛いし笑った。

 

 

後半はちょっと難しかったです。映像ではなく台詞で説明するタイプだったのと、金銭に関する制度の話が中心になってくるのでなかなか追いつけなくて諦めてしまった部分も(笑)キャラクターのリアクションだけで乗り切る。すごくいろいろやってるのはわかるんだけど、見慣れない単語が出てくると難しい。日本語字幕が欲しかったなぁ。家で観ていたら辞書が手放せないかも。

後半はインドの月々の返済額が固定のローンのお話が出てきます。EMIって呼ばれてるのがそれなんだけど、それだけでも意味知ってたら少し楽に観れるかも。私は上映後調べるまでわかんなかったw あと「interest」=「利子」ね、「興味」の方じゃない意味です。

 

前半の終わりかけから後半にかけてはアクションが見どころ。

マヘーシュがデコトラで4連続くらいで突っ込みまくるところ、インドの絶景って感じでした。新名所だよこれは。世界遺産にしよ。是非映像で観てほしい。

あと船も飛ぶし、魚も飛ぶよ。

まへっちはスタイルがいいからアクションがカッコイイね~。

新たに”鍵”が物騒な武器に仲間入りしました

あと海辺にあったでかくて針山みたいな櫛みたいな道具何だったんだろう。あれもかなり痛そう。

 

舞台がマイアミ→ヴァイザグへ移動するからか、出演キャラクターがちょっと多めで、その分脇役俳優オールスター集合って感じでした。脇役エクスペンダブルズ。

ヴェンネラ・キショール、アジャイ、スッバラージュ、ブラフマージー、ポサニ、などなど…。

いないのブラフマーナンダムさんくらいってくらい(印象の話だから実際はいない人もっといるけどもw)

あっさりと短めな出演時間な人も多かったですね。マヘーシュ・マンジュレーカルとかアジャイさんとか。

 

リンク

「Kalaavathi」


「Ma Ma Mahesha」

 

趣向を変えてラップのやつ

「Rap Song」