2022年公開
出演:スーリヤ
プリヤンカー・アルル・モーハン
サティヤラージ
サランヤー・ポンヴァンナン
ヴィナイ・ラーイ
監督:パーンディラージ
言語:タミル語+英語字幕
時間:150分
媒体:スクリーン(イオンシネマ市川妙典スクリーン4)
あらすじ
※あらすじに後半以降の部分が入ってるのであんまり知りたくない人は避けてください(どの辺までだったかうろ覚え)
シヴァとシャクティ生誕の村として盛大なお祭りが行われていたテンナードゥと隣村ヴァダナードゥ。協力関係にあった村だったが、以前両村同士で結婚した夫婦の妻が自殺してしまう事件が起きてから、村はお互いに反発し合っていた。
そんなテンナードゥに暮らす弁護士カンナビラン(スーリヤ)は隣村のアーディニ(プリヤンカー・アルル・モーハン)と恋に落ちる。一方でヴァダナードゥの有力者インバ(ヴィナイ・ラーイ)も一味のメンバーとアーディニを結婚させようと、アーディニの父親に話を持ち掛けていた。カンナビランとアーディニの結婚に反対する父親をよそに、2人は強引に結婚してしまう。
インバはアーディニの友人ヤーリニ(ディヴィヤ・ドゥライサーミー)を罠にかけ、ポルノビデオを撮影しようとする。とっさに逃げたヤーリニはカンナビランに助けられるが、インバはカンナビランを脅しヤーリニの身柄を要求する。インバは似た手口で彼女以外にも500人の女性のポルノビデオを撮影していた。カンナビランはヤーリニたちを守るためインバを訴えるが、狡猾なインバは逆にカンナビランを犯罪者に仕立て上げてしまい…。
いろいろ
冒頭ですでにクライマックス的な主人公のシーンがあり、そこから過去にさかのぼって物語が展開するスタイル。
その冒頭シーンでスーリヤ氏がバーサーカーモード。その鬼気迫る行動と周囲のシリアスな反応から、並々ならぬ"何か"があったんだろうな…と思わせる感じ。しかしそこから戻った過去はコメディタッチで明るくて、ふり幅が…すごい…。
本来のテーマは女性の性的搾取と終わらないさらなる被害についてでした。さらに言うとある意味司法が敗北するくだりがあるので、終わった後のストーリーの印象はまあまあきついです。映画にされると苦手なテーマなのでよりしんどかったなぁ。
前半は村の様子とかカンナビランの恋バナがメインだったかな?村の対立はほぼ前半で終了だった記憶、というかメインテーマだけで言うと、インバは絶対悪なので、村の対立なくてもストーリー成立してたかもしれん。
ちなみにインバ役のヴィナイ・ラーイは『Doctor』でも悪役をやっていたのが記憶に新しく。見た目smartな感じが悪役として魅力あるのかもしれませんね。
『Jai Bhim』に続いて弁護士役のスーリヤ。徹底的に法律を武器にしたJai Bhimと異なり、こちらは「弁護士の恰好をしているとき裁判官は他の者だが、ドーティを着ているときは俺が裁判官だ!!!」と決め台詞付きで力強いアクション寄り。どっちもパワフル!
定番ヒーロー映画のフォーマットを踏みつつ、終盤がかなりヘビーなのよね。正直なところ、面白いか面白くないか以前に、ダークかつシリアスな部分に圧倒されて若干引き気味で観てしまいました(笑)。これをエンタメ映画とするタミルはすげえな…。人を攻撃したら逮捕されるってのは現実的と言えば現実的だから、むしろ世の力技ヒーローが逮捕されない方が非現実的ではあるんだけどw
リンク
2022/3時点ではフルダンス動画はまだ出てないです
ポップなダンスシーンあります。やはり振り幅がすごい…
「Ullam Urugudhaiya」
「Vaada Thambi」
「Summa Surrunu」
おまけ
オフショ♡