2022年公開
出演:ヴェンカテーシュ
ヴァルン・テージ
タマンナー
メヘリーン・ピールザーダー
監督:アニル・ラーヴィプーディ
言語:テルグ語+英語字幕
時間:148分
媒体:スクリーン(Skipシティ)
あらすじ
ヴェンキー(ヴェンカテーシュ)とヴァルン(ヴァルン・テージ)はお金に目がないが、庶民的レストランを営む一家のハリカ(タマンナー)とハニー(メヘリーン・ピールザーダー)に騙され、多額の借金を抱えてしまう。警察沙汰になってしまった彼らへ、警察官プラサード(ラージェーンドラ・プラサード)から「上司の着服した金銭を盗みにいかないか」と提案され乗るが、検問の危険を乗り切るために一時的に隠したところからお金が消えてしまう。またプラサードの上司に盗難がばれ、盗んだものを返さないと全員殺すと脅されてしまう。
絶望した彼らは自殺を図るが、ちょうどその時、JKインダストリーズの資産家アーナンド・プラサード(ムラリー・シャルマ)が「20年前に家出をした息子を探している」という動画が目に入る。チャンスと思った彼らはアーナンドの資産を狙い、彼の息子だとそれぞれが名乗りを上げるが…
いろいろ
2019年に公開されて好評を博した『F2』の、ストーリーが繋がらない続編です。
1作目が『~2』だったので、2作目だけど『~3』。『Krrish』や『オーシャンズ11』みたいに謎ナンバリング現象が発生。(オーシャンズ~は末尾は合ってるか)
個人的には『F2』のストーリーを完全に忘れてしまっていたので、ストーリーが繋がってないことが助かった!繋がってたらハードル上がるところだった(笑)
『F2』は"Fun""と"Frustration"の2つがテーマってことでこのタイトルだったんだけど、『F3』の3つめの"F"(Fワードではない)は何かは分かりませんでした。もしかしたら出てきてたかもしれないけど、だとしても読み取れなかった。
わいわいガヤガヤでひっちゃかめっちゃかの、ど真ん中コメディ。汎インド映画ブームの先駆けとなった『バーフバリ』シリーズを生み出したテルグ映画界だけど、これはとことんテルグ人向けのテルグ映画。なんてったってテルグ語でかなりまくしたてるのだから、英語字幕の量がはんぱない。ぶっちゃけ日本語字幕になっても追いつけるか不安になるレベルで、これは字幕派の私でも吹替にした方がよさそうと思う。
というわけで、前半はかなり意味不明でした!ちょっと途中諦めて寝てしまおうかと思ったww寝なかったけどw
前半クライマックスから後半にかけてはやっとなんとかだいたい理解できたのでストーリーも楽しめる感じに。でもまた最後の最後でのドタバタが、やけくそかっていう勢いでパロディコメディの怒涛の大波で、危なかった(笑) これまでテルグ映画を嗜んでないヤツは全力で置いていくぞ!!っていうマジで内向けな…。いやまあテルグ人向けに作ってあるから問題ないんだけどね。救いは割と最近のテルグ映画が主なパロディ対象だったってとこかな。
ほぼタマンナー目当てで観に行ったタマンナーファンです。タマンナー、いつもと違う方向で頑張ってた。なんと男装。しかも長時間。女装/男装が出てくるとなぜかテンションが妙に上がる…何故。
タマンナーの公式Twitterがリツイートしてたので鑑賞前から男装姿は知ってたんだけど、知らなかったらもっとテンション爆上がりしてたかもしれない(笑)
男装はアリー・ザファル似の超イケメンでした。美形が際立っていた。「花ざかりの君たちへ」の堀北真希を思い出しました。美形はすごい。大富豪アーナンド・プラサードの息子の婚約者の女の子がよりによって息子候補で唯一の女性のタマンナーに恋してたところ(ここまで書いて意味がわからなくなったけど文字通りです)、面白かった。男装姿で踊ってたので、いずれYoutubeに動画が出てくると思います。楽しみ。
テルグコメディーなのでわんさかコメディアン出てきます。でも前作から引き続きの人はあまり多くないかな。ラージェーンドラ・プラサードとかヴェンネラ・キショールは引き続き組。
終盤にラージェンドラン氏も出てきてびっくりした。これまで完全タミル映画の俳優だと思ってたけど、テルグ映画も数本出てたのね。
こういったコメディは日本語字幕ついた試しがほぼないので、今回も日本語字幕で楽しむことは期待できないけれども、テルグ映画ファンでテルグのスター俳優をご存じなら楽しめるかなとは思います。我こそは!という方は是非(チャレンジメニューにすな)
リンク
ダンス多めで楽しい!ありがたい!
「Woo Aa Aha Aha」男装タマちゃんが踊る動画。これは完全にその辺隠してある(笑)
「Life Ante Itta Vundaala」プージャー・ヘーグデーがここでゲスト
「Lab Dab Dabboo」
おまけ
『F4』がありそうな終わりだった