インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Kaathuvaakula Rendu Kaadhal(2つの恋のから騒ぎ)

2022年公開

出演:ヴィジャイ・セードゥパティ

   ナヤンターラー

   サマンタ

   プラブー

   カーラ

   レディン・キングスレー

   ビジリ・ラメーシュ

監督:ヴィグネーシュ・シヴァン

言語:タミル語+英語字幕

時間:159分

媒体:スクリーン(Skipシティ)

 

あらすじ

凶運な家系に生まれたランボー(ヴィジャイ・セードゥパティ)。おじおばはその凶運のため皆未婚のままでいるレベル。周囲の反対を押し切り結婚した父親はランボーが生まれてすぐ死んでしまっていた。またランボー自身も、屋根の外に出ると恵みの雨は止んでしまい、アイスはいつも列の直前で売り切れてしまうというというハードモード。そんなランボーは母の健康のため、故郷を離れ孤独に暮らしていた。自身の凶運に、彼は深く傷ついていた。

昼はタクシー運転手、夜はバーの用心棒という二足のわらじで生計を立てていたランボー。ある日彼は、バーのお客としてやってきたカーディジャー(サマンタ)と知り合う。彼女は金持ちで派手な暮らしをしていたが、父が心臓病で心休まらない人生を送っていた。彼女と話をしたことをきっかけに、2人の距離は縮まっていく。またランボーはお見合いに行くためにタクシーを使ったカンマニ(ナヤンターラー)という女性と出会う。カンマニの両親は亡くなっていたため、まだ幼い妹と障がいを抱えた弟と一緒に暮らせることを条件に結婚相手を探しており、婚活は難航していた。ランボーは幾度となく彼女を乗せて運転していくうちに、家族ぐるみで親交を深めていっていた。

ランボーは知ってか知らずか、いつしか2人から想いを寄せられていた。とうとうある日、2人から同時に告白されてしまう。そんなとき、彼の周囲に幸運の兆しが現れる。恵みの雨も止まず、アイスも手に入ったランボーは、2人との関係を手放すことができなくなり…。

 

いろいろ

1人の優柔不断な男が2人の女に好かれるハーレムもの。どこの国にも一定数ありそうな定番恋愛映画w 日本の漫画でも平凡な男の子が可愛い女の子に囲まれる、あるあるなやつw

もうこの時点で、めちゃめちゃ映画史に残るような傑作として観ようとか真面目に考えながら観ようとかにはならない、舐めてかかっちゃう映画なんですが(言い方よ)、のんびりお気楽に観られる作品としては最適ですね!政治的メッセージなんて汲み取る必要なくて楽ちんです。

 

正直話としては、159分も引っ張る必要のない、90分程度で終了しても問題ないくらいの内容でした(笑)。クオリティとしてもタミルのスターを3人も呼んでくるほどではない。とはいえこの3人が出てる安定感というか安心感はありました。総合して満足できました。

 

 

ストーリー云々というよりは、細かいネタを楽しむ方が強めの映画でした。

腕でマッチに火つけたりとか、定番ネタやったりとか、子供に聞かせられない話をアーモンドとカシューナッツに例えたりとか。あ、アダルトな話が無いわけではないけど直接的じゃないから家族でも安心して楽しめるレベルのお健康セクシー止まりでしたね。そういうのも安心感ある。

 

見た目強そうなのにまごまごしてるヴィジャイ・セードゥパティ可愛いよね。

しかしランボーが女性を1人に絞れず「じゃあ3人でしばらく一緒に暮らしましょう」ってなったとき、バスん中で女性それぞれと手を繋ごうとしたところで、「そういうところだよ!!!真剣に考えて1人に絞れよ!!!」ってキレそうになりました(笑)。私がハーレムものを舐めるのはそこにある。おまえ(男)がいつまでも煮え切らねえからこういう状況になってんだろうが!!美味しいところ全部享受しようとするんじゃねえ!!ってキレてる。(そんな暴れるほどキレないけども)女の敵認定しちゃうww

 

 

ナヤンターラーは素朴清楚系、サマンタはセクシーキュート系でした。

これって2人のパーソナルイメージそのまま反映した役なんだろうか?2人とも違和感なかったからそういうことかな?2人ともファッション真似したくなるくらいチョイス良かった。

この2人がいいんですよね~。さすがって感じです。ランボーがタジタジになるのわかるw

ナヤンターラーのカンマニは状況が分かるとちょっと怖い女性になったので、旦那さんがなにかやらかし次第恐妻家に変身しそうな人だなって思いましたw サマンタちゃんのカーディジャーはぶりっ子寄りかな~?小悪魔。この2人を比較しながら観るのも楽しいですね。

 

個人的には好きおじさんがいっぱいいたのがハッピーサプライズでした!やったね!

癒しのプラブーおじさんは貫禄のTV番組司会者

ポスト・ヨギバブ?レディン・キングスレーは友達役で比較的やってること普通

ビジリ・ラメーシュはアイス屋さんです。探してね

 

小難しい謎解きでもシリアスサスペンスでもなく、ストレス少なめな一本でした!そこそこ楽しく過ごせるかもしれませんね~

 

リンク

予告

 

音楽はアニルド君です

「Two Two Two」気合入りすぎアニルド君のプロモソング(映像は本編で使われません)


「Rendu Kaadhal(2つの愛)」これもアニルド君ご出演

 

こちらも男に対して「もうお前フラれてしまえ」って思う系タミル映画

 

おまけ

ネタバレ

カンマニとカティジャ(カーディジャー)