2015年公開
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ
ナヤンターラー
パールティバン
R.J.バーラージ
監督:ヴィグネーシュ・シヴァン
時間:139分
言語:タミル語+日本語字幕
媒体:キネカ大森(シアター1)
原題:Naanum Rowdy Dhaan
あらすじ
小さいころから極道になることを夢見ていたパーンディ(ヴィジャイ・セードゥパティ)は、警察官の母親に警察官になることを勧められながらも、友人たちと極道の頼まれごとよろしく小さな何でも屋をやっていた。でも実際は本物の極道とは程遠く、自分より強そうな相手には普通にビビる一般人だった。
パーンディはある日、警察に連行されていた耳が不自由な女の子カーダンバリ(ナヤンターラー)に出会い、彼女の世話をするようになる。カーダンバリはもうすぐ定年を迎える父と共に旧居に戻ってきていた。
カーダンバリに惚れていたパーンディは、色々あった末に告白するが、カーダンバリは彼女の不幸の元凶キッリ(パールティバン)を自分の手で殺すまで恋愛はしないと言い切る。惚れた彼女のため、復讐の手助けをすることを決意したパーンディだったが…。
いろいろ
IMW上映作品です。
3年くらい前に一度観ているんですが、後半殆どのシーンを忘れてました(笑)。『ラジニムルガン』よりは覚えてたけど復讐映画なことはすっぽり抜けてました。
いや~~!!超楽しかった!
復讐モノとしてはかなり軽快なほう。
復讐ミッションのシーンが一番笑える復讐映画ってなんなん。勢いが凄かったです。クライマックスはさすがに真面目になる。
緩急のバランスもいいんだよね~。ふざけるところはふざけるけどきっちり締めるところは締める。限りなくコメディ寄りなのに復讐に違和感がない。だからシリアスな復讐におふざけが入ってもスッと自然に観れるのね。
出てくるキャラクターのほぼ全員がアホな部分があります。まともなのはあの人とその人とこの人くらい…。後はみんな愛すべき真っ直ぐなアホたち。
復讐に燃えるヒロインですら天然なところある。耳が聞こえないぶん外部からの影響を受けない状況でマイペースになりがちとはいえ、復讐ミッションの真っ最中で草いじることに夢中になってんのはそれ今じゃないでしょ!!
友達なのかよくわかんないヨボヨボ爺さんが復讐に一番乗り気で可愛かった。孫に止められる空回り爺さん。もうちょっと出番多かったら"おじいちゃん映画"に認定してた。
ヤクザがいっぱい出てくるのも楽しかったす。キッリ以外に3組はいた。ラージェーンドランさん(カツラ被ってたら明石家さんまに見えてきた)とかアーナンダラージ氏とか。顔の圧がみんな強い。ヤクザのあれやこれやが一堂に会しちゃうともうカオスよね。
重くなりがちな復讐モノの中では気負わず観られる楽しい一本です。ポンディシェリの景色と共にお楽しみあれ!オススメ!
リンク
音楽担当はアニルド君だよ~
「Neeyum Naanum」
「Thangamey」
「Naanum Rowdy Dhaan」タイトルソング
おまけ
その1.
『Naanum Rowdy Dhaan』のロケ地巡りの様子はこちら
その2.
タミルの母子の絆シーンの代名詞的ソング