2019年公開
出演:タープスィー・パンヌー
ヴィノーディニ・ヴァイディヤナーダン
監督:アシュウィン・サラヴァナン
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:97分
媒体:ネット配信(Netflix India)
あらすじ
ゲームデザイナーのスワプナー(タープスィー・パンヌー)は、過去に受けた悲惨な事件にトラウマを抱えながら、メイドのカラマ(ヴィノーディニ・ヴァイディヤナーダン)と暮らしていた。そんな彼女が暮らす街では、若い女性が惨たらしく殺されるという事件が相次いでおり、犯人は捕まらないまま野放しになっていた。
ある日を境に、スワプナーが手首に入れているタトゥーが痛みだす。痛む原因がわからないことにくわえ、このタトゥーを入れてからトラウマの事件も含めよくないことばかり起きていたため、彼女はこのタトゥーを消すことに決める。しかしいざ消そうとすると、激痛が走り、施術は断念される。重ねて彼女自身トラウマのフラッシュバックや街中で好奇の目に晒されていくにつれ次第に精神的に追い込まれていく。
実はこのタトゥーには、スワプナー自身が知らないある事実が潜んでいた…。
いろいろ
めちゃめちゃ怖かった…っ!!!!
サイコスリラーです。
正直泣きそうになるくらい怖かった…ホラー苦手な人には辛いかも
冒頭から首をチョン切られ身を焼かれるというめちゃめちゃ残忍な事件が起きて、そのあとずっと気持ちがザワザワしました。
あと、連続殺人事件の被害者が女性だったり夜に事件が起きたり、年齢が近そうだし部屋で一人で観ていた私の環境と重なる部分が多くて、他人とは思えなかったから重ねて恐怖。
女性のみなさん!夜一人で観たら泣く羽目になるかもだから注意してね!!
これ、男性が観たらどれくらいリアルな恐怖になるのだろう、と興味があります。観る側の立場が違えば恐怖度が違うかもしれないし、立場関係なく同じかもしれない。
でもでも、わりと好きです。昔はこういうの絶対無理だったけど、インド映画観てる間によく触れるようになったおかげか、好きって言えるジャンルになりました。
ゲームっぽい世界観とか、思い込みを逆手に取った犯人像とか。特に終盤が面白かったです。タトゥーの秘密がなかなかの謎でした。
ちょっとファンタジーみたいな設定?観たらわかるしネタバレになるので詳しくは書けませんが。
映画の中では設定説明があまりないので、説明放棄ってか謎のままで終わらせたかったのかな?アイデア先行感は否めないけど、まぁそういう不思議な力が働いてもいっか~って感じで流すのが賢明ですかね。ホラー映画で、オバケは実在するのかって話が出ないことと近いかもしれない。(本作にオバケは出ません)
タープスィー・パンヌーってここ最近映画の骨になる役どころで活躍してますね。
彼女以外は全員「脇役」っていうポジションだったので、しっかり映画を背負える役者って意味で彼女が選ばれたのわかる感じがします。そして最近単独主演できる女優さんを候補にしたとしても、確かにこの役はタープスィーに合ってる。
本作はタミル語とテルグ語での制作がメインのようです。ヒンディー語版は吹替だそうですが、同等のものとしてちゃんと作られているのでヒンディー語版でも問題ないと思います。私基本的にオリジナル版を選択するのですが、今回は私の耳がヒンディー語に一番慣れてたのと、ヒンディー語版ならタプスィーが自分の声で喋ってるかな(北インド出身だし…)と予想してヒンディー語版で観ました。彼女が声を当ててたかは微妙に判断付かなかったから自信ないけど多分彼女だった…きっと…おそらく…。監督とメイドのカラマの役者さんはタミル畑の人です。カラマさんはこの前『Comali』に出てた。
女性を食いものにする事件が何度も起きるのでけっこうキツいものがありますが、だからこそ性別関係なく観てほしいな~って思う映画でした。
オススメです。
リンク
今回はダンスない映画なのでメイキングとか貼ろう
予告
メイキング
BGMがゲームっぽかったの好きだな。