インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Umrao Jaan

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2006年作品

出演:アイシュワリヤ・ラーイ(ウムラーオ)

   シャバーナー・アーズミー(カーナム)

   アビシェーク・バッチャン(ナワーブ・スルタン)

   スニール・シェッティー(ファイズ・アリー)

 

ミルザー・ルスワーによって書かれたウルドゥー文学小説を、世界一の美女=アイシュワリヤ・ラーイを主役に据え再映画化した本作。

この物語は幾度となく映画化されたインドでは有名な作品。

 

あらすじ

19世紀。

ファイザーバードに住むアーミランは、家族と幸せに過ごす少女であったが、ある時父親を恨む男に誘拐されてしまう。

ラクナウーで有名な娼館を経営するカーナム(シャバーナー・アーズミー)に売り渡され、そこで「ウムラーオ」という名前を与えられる。ウムラーオは親代わりとなった夫婦に愛情を注がれながら、詩・舞踊等を教育される。

成長したウムラーオ(アイシュワリヤ・ラーイ)は貴族が集まる宴で初舞台を踏み、たちまちラクナウー中の話題となる。初めてついた客はナワーブ・スルタン(アビシェーク・バッチャン)であった。姉妹同然に育ち、先に娼館デビューをしていたビスミッラークルシードからは、決して恋をしてはいけないと忠告するが、ウムラーオはナワーブ・スルタンに恋をしてしまう。

 

いろいろ

ごく簡単に言ってしまえば、娼婦の悲恋物語。

一人の女性の物語なので、悲恋だけにはとどまりませんが。

 

話は作者ミルザー・ルスワーがウムラーオのもとを訪ねるところから始まります。

そしてウムラーオが自分のたどってきた人生を語り始めます。

 

正直、原作を読んだことないし、名作とされるレーカー主演の『Umrao Jaan』(1981年)も観たことないので自分で比較することができないのですが…。

 

みどころは、やっぱりアイシュの美しさ

少女時代を除きほぼ全編にわたって出演しています。溜息モノ。

やっぱりアイシュは女神と言いたくなる…

アイシュの美しさを堪能する映画なら何本でも作って欲しいなぁ…

あとは、19世紀のラクナウー。娼館のシーンが多いですが、それでも当時の雰囲気が味わえます。

歌のシーンが多く、ウムラーオの心情に合わせたカタックも存分に楽しめます。

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 ↑いろんな色の衣装を着てるのでそこにも注目!

 

ウムラーオの人生は波乱万丈ですが、

188分の長さに対してストーリーはゆったり進みます。

コメディーのように笑いで畳み掛けるのだったら188分もすぐですが

少々長く感じます…。映画館で眠ってしまっても文句は言えないかも~

アイシュの美しさを味わいながら耐えるのです…

ラクナウーに革命の波が押し寄せてくるあたりからは進み具合良しかな(でも終盤)。

 

アイシュ(ウムラーオ)とアビ(ナワーブ・スルタン)はかなりいちゃいちゃ。

この時(2006年)結婚はしてないですが、すでに結婚の噂が出ていたとのこと。

ここでのイチャイチャっぷりが、このあとの悲しさを助長させるか…といったらそうでもない感じになってしまっている所が悲しいところ。

それより、アミーランとして過ごしていた実家に帰ってきたシーンの方が悲しい。母親と涙の再会、でももうアミーランとして家に戻ってくることはできない運命。

やっぱり貞操観念には厳しい時代とお国だなぁ…と。(日本でもこんな状況はつらいものですが)

 

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 ↑普段、「アビシェーク濃いよね(^_^;)遠慮しとくわ~」とか思ってる方はぜひ彼のターバン姿に萌えてくださいw

 

ウムラーオは詩や歌の名士であり、劇中にもその描写はありますが

ぶっちゃけ一般の日本人だったらここが味わえないのが悲しいところ。

ウルドゥー語なんて聞き取れないし、英語字幕で観ても所詮は英語…(;O;)

確かに全体からイスラム的要素は感じ取れるんですがね…

ちなみにアイシュのウルドゥー語はアカンかった様子…。日本だと東京出身の女優さんが関西弁のドラマでて失笑もらうのと似た感じかなぁ? 演技や踊りの方は頑張ってました。

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同じような時代を感じる作品だと『Devdas』(2002)の方がよろしいかな。映像を見る分には私はどっちも好きだし、どっちもアイシュをかなり堪能できます。ちなみにDevdasはベンガル語小説です。

観るならぜひ、レーカー版『Umrao Jaan』、また原作と比べてみてください。

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リンク

ウムラーオとしてデビュー

「Salaam」

いちゃいちゃしまくり

「Behka Diya Hamein」

一番アイシュが美しいと思うのはこのシーン

「Pooch Rehe Hain」