インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

ABCD: Any Body Can Dance

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2013年公開

出演:プラブデーヴァ

   ガネーシュ・アーチャルヤー

   ケイ・ケイ・メノン

時間:143分

 

予告編

 

ダンスをテーマにした、スポ根青春映画です。

主演はボリウッドの現実世界では振付師→監督と活動の幅を広げているプラブデーヴァ。

 

「ダンスをテーマにした、スポ根青春映画」…この一文から想像してみてください。みんなで頑張ってダンスの練習をする、格上のライバルチームが高みの見物、でも努力でめきめき力をつけていく主人公側のチーム、俺たちってライバルといい勝負じゃね!?しかし大会直前に起こるトラブル…。さてどうする!…そうです、ずばりそんな話です(笑)。スポーツものの作品でよくあるストーリーが大体そのまま出てくる映画です。

でも、この映画はそんなよくあるストーリーでもすごく魅せてくれる作品でした。

一緒にアツくなれるんです。ちょっと先の展開やフラグが見え隠れして何となく予想できる進み方をするんですが、こちらが思わず一緒に応援したくなるような。演出が絶妙なんです。

インド映画界で一流の振付師が出演しているだけあって、ダンスシーンは一級品。この頃に珍しく、多めにダンスシーンがあり、見ているこちらを飽きさせません。かといって、ダンスシーンを入れたいがためにセリフのシーンで繋いでるってわけでもなく、脚本が自然。気持ちよく引っ張って行ってくれます。いつもの鑑賞スタイルと同じく英語字幕で見ましたが、難しいセリフはあまりなく、疲れることなく鑑賞できました。

 

この映画を見て、映画ってストーリーと役者だけで作ってるんじゃないんだなぁ…と改めて感じました。ストーリーは言った通り王道。役者だって主演は知名度は高いけど役者としてはトップレベルではない人&まわりも若い俳優ばかり。でもそんなだけど見た後の満足感はとても高かったです。2015年に続編が公開され、そちらに興味を持ったため、続編を見る前に最初のを先に見ようと思って手に取ったわけですが、見てよかった!続編も楽しみ!と思える内容でした。オススメです。