2013年公開
出演:シャーヒド・カプール
ソーナークシー・シンハー
ソーヌー・スード
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:139分
年末年始インド映画マラソン締めは、『Nuvvostanante Nenoddantana』、『Rowdy Rathore』でも人気のプラブデーヴァ監督最新作!(2013年12月公開)
あ、ごめん。シャーヒド映画当分休むとかいいつつ、またすぐ観ちゃった…w
あらすじ
ある日町にやってきたラージクマール(シャヒード·カプール)は、麻薬を扱うマフィアのシヴラージ(ソーヌー・スード)の下で働き始める。機転が利き腕っぷしも強いラージクマールは、瞬く間にシヴラージに信頼されるようになる。ラージクマールは、以前町で助けたチャンダー(ソーナークシー・シンハー)に一目ぼれしており、彼女の事を所構わず追いかけていた。チャンダーは始めラージクマールのことを敬遠していたが、次第にラージクマールの事を好きになる。しかし実はチャンダーは、シヴラージと争うマフィアのボス・バルマルの姪っ子であった。
さらには、シヴラージもチャンダーに一目ぼれしていた。シヴラージはバルマルの命を狙うのを止め、友好関係を結び、チャンダーと結婚しようとした。…が、そこにラージクマールが立ちふさがる…。
いろいろ
あ…アホの子がおる!
脳ミソ中学生が主人公です。…いや、小学生か?
あ、褒め言葉ですこれ。
予告編や追っかけダンスシーン「Mat Maari」でも結構アホの子とわかりますが、本編はこの10倍はアホでした!!
いや、それだけキャラ立ってるってことですよ! 別の面ではかなり機転がきく子なのでアホなだけではありません。
特に前半、ラージクマールのチャンダーに「目がハート」っぷりは例を挙げるとキリがありません。実際、一瞬目がハートになってた気もする…←見間違いでしたw
敵の暗殺狙い中でもチャンダーが視界に入るや否や任務の事なんかどこへやら。チャンダーにビンタされるのを利用してブチュ~っとキスしようとしたり。
予告編が公開されたその日にこんなキャプチャ撮る私も私ですけどね~w
アクションかなり見応えあり。ジャンル的には肉弾戦が多いです。
シャーヒド、今までのメインはラブコメ系だったので、ここにきてかなり頑張ってると思います。いやいや、ラージクマール君が余裕たっぷりなキャラクターなのもあってそんなこと感じさせませんが。
もともとボリウッドでリティク・ローシャンと1、2を争うダンスの名手でありますし、軽い身のこなしに加え、強くなさそうな見た目(映画内台詞でネタにされてました)がいいスパイスになってたと思います。
わかりやすいキメ台詞も数個用意されていて盛り上がりには事欠きません。予告編でも聞き取れる簡単なのが多くて、鑑賞後はマネしたくなりそうです。
ソーナークシーは相変わらずの貫禄。
普通の男はもちろん、危害を加えてきそうな相手にもひるみませんし、観てて気持ちがいいです。あと、男メインの映画でたまに起こる現象「ヒロイン途中でどこ行った!?」ってなることもありませんw
途中から敵役にまわるシヴラージもかなりおいしい。
特にインターミッション(真ん中)あけて、「俺はジェントルマンだよ」とか言いながらチャンダーに好かれようとするとことか、最後に彼用のダンスシーンもありますし。思ったより倍は出てましたねぇ。
↑真ん中の背の高い人がシヴラージ(ソーヌー・スード)。
その左側の、ロン毛の兄ちゃんは『Son of Sardaarターバン魂』に見た目そのまま出てたので、記憶にある方もいらっしゃるかと。この兄ちゃんは、任務中なのに“ぴゃーる(愛)まみれ”なラージクマール君のとばっちりを受けてました。怒った兄ちゃんとラージクマール君と2人で追っかけっこしてたし。(←だから君ら中学生かよw)
マフィアの世界が舞台なので、スラングかなり多め。字幕も伏字あったりw この辺は日本語字幕だったらどういう訳にされちゃうのか観てみたい気もします。アクション派手で大画面映えしそうだし、どこかの配給会社が間違えて買ってくれないかなぁw
テイストは、同じプラブデーヴァ監督の『Rowdy Rathore』にアホさとぴゃーる(ラブ)をこれでもかと詰め込んだ感じ。『Rowdy Rathore』の色が好きな方は楽しめると思います。プラブデーヴァ監督の映画は暴力も結構あるけど、その辺は意外と疲れないんだよな~。不思議!
どちらかと言うと男性向け。というか男子向けw 女性はかなりのアホっぷりにハマらない方もいらっしゃるかもしれません。私はこういうシャーヒド大歓迎でしたw
リンク
「Gandi Baat」
「Mat Maari」
ミュージカル調
「Kaddu Katega」