インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

クラス '83(Class of '83)

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2020年公開

出演:ボビー・デーオール

   ヴィシュワジート・プラダーン

監督:アトゥル・サバルワール

言語:ヒンディー語+日本語字幕

時間:1時間38分

媒体:Netflix

 

 

あらすじ

インド経済開放前、まだムンバイがボンベイだったころ。ギャングの生け捕り作戦の失敗を建前に、警察学校の学長へと左遷させられてしまったヴィジャイ・シン(ボビー・デーオール)。その裏には、政治家とギャングの癒着があった。システムを変えるには外からではなく内からやるべき、また今の警察官は腐敗しきっているためその役目にはならないと、警察学校の劣等生5人を密かに鍛え上げ、密かにムンバイの裏社会を"掃除"する計画を立てるが…。

  

いろいろ

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ロックダウンの影響で配信になったのかと思いきや、元々Netflix配信予定で制作みたいです。カチンコにNetflixのロゴがあったのでそうかなと。

 

システム改革ものなのかな。賄賂とか癒着とか汚い政治や弱者にやさしくない社会システムに相当不満が溜まっているのか、インドでわりとよく見かけるジャンル。こういうの見るとなんとなく社会の中の縛りのキツさが、逃げ道の少なさが垣間見える…。

・・・と、思いきや、正直な話、システム改革を建前にした復讐ものなのかな?って思いました。ヴィジャイ・シンの過去が映し出されるたび、昔権力者によって自分のアイデンティティ的なところが踏みにじられてしまった恨みが見え隠れします。システムを変えようとする動きも挟まれるんだけど、それが途中で崩れてしまったり提案されたもののゴールまで表現されてなかったりでどう変わったのかが見えてこなくて、結局最後まで描写があったところが復讐っぽい描かれ方だった印象でした。まぁ、システム変えるのなかなか骨折れるしね、なんだかんだシステム変えられないままお話が終わる映画結構あるしね…。

 

Netflix公式のあらすじ

警察学校への左遷を命じられた警官が、向こう見ずな5人の警察学校生を殺し屋に仕立て上げ、腐敗した警察と闇の世界への報復を企てる。

でめっちゃ期待しちゃってたんですよね。

んでもちょっと期待しすぎたかな、物足りなさがありました。

ところどころのエピソードをナレーションで済ませてたのがあって、映像化してもよかったのではと思いました。1時間38分なのだけど、もうちょっと長く濃くしても全然耐えられると思うんだけどなぁ。もしかして配信予定で作ったからサクッと観れる長さにしたとか?(←憶測です) 

警察官の卵5人は多分これがデビューかな、エンドロールにそう書いてあったので。しかしなかなか覚えにくい顔で、面長の2人は早めに顔覚えたんだけど顔と名前は最後まで全員一致しなかったw

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あとちょっと字幕がしんどかった。日本語字幕なんですけど。

なんか難しくてな。すごい難しい用語を使ってるわけじゃないんだけどなかなか頭に入ってこない感じ。普通に私でもわかる誤訳あったし。単位がないせいで会話の前後おかしくなってたって思うぞあれは。あとこの映画に限らずネトフリ字幕「デリー」が「デリ」になってるんだけどおかしくないかい?もしかしてマジで「デリ」っていう地名なんかな…そうだったらごめんね。

 

損するから絶対観るなとかは言うほどじゃないしせっかく日本語字幕付いてるから全然いいんだけど、ちょっと及ばずかな~って感じでした。ネトフリインド映画はラブコメが一番しっくりくるかな。

 

リンク

予告

 

なにこのボビー・デーオールソングw