インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

希望の光(Torbaaz)

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出演:サンジャイ・ダット

   ナルギス・ファークリー

   ラーフル・デーヴ

監督:ギリーシュ・マリク

時間:133分

言語:ヒンディー語ほか+日本語字幕

媒体:Netflix

 

あらすじ

2007年から幼い子供が実行犯の自爆テロが絶えないアフガニスタン。この地に再び舞い戻ってきた医師のナセル・カーン(サンジャイ・ダット)は過去に愛する家族を失った悲しい記憶があるこの国に近付きたくなかったが、慈善活動をするアイシャ(ナルギス・ファークリー)たちに請われ、妻が力を入れていた"明日への希望"の難民キャンプを訪れる。

難民キャンプでは子供たちが手作りの道具でクリケットをしていた。ナセルは、子供たちにクリケットを教えることになる。子供たちの中にはテロ組織タリバンから逃げてきた男の子もいた。タリバンが目を光らせるこの地で、身の危険と隣り合わせになりながら、カブールのスポーツチームと試合をするため訓練を始めるナセルと子供たちだったが…。

 

いろいろ

Netflix配信作品です。はじめ劇場公開を予定していましたがコロナでNetflixが買い取ったようです。

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『SANJU サンジュ』のサンジャイ・ダット。サンジャイはこのコロナ禍のさなかガンが見つかってその後回復したらしいんだけど大丈夫なんだろうか…。監督は本作が2作目のギリーシュ・マリク。

 

リアルなテロ組織との争いは全く快方に向かわないし題材としても使い古されてしまっているので娯楽映画としては既に難しい領域にあるかと思います。ドキュメンタリーであればまだ意味はあるんだけども。あと完全にアフガニスタンが舞台のインド制作映画ってのもちょっと身に入らない感じ。インドもテロの脅威にさらされているとはいえ…。うーむ、アフガニスタンが舞台ならアフガニスタンがつくるとまだ意味がありそうだけど…。本作は結末の"答え"も含め、ちょっと消化不良になってしまったというのが正直な感想です。

とはいえ子供にクリケットを教えるというのはいいチョイスだったかなと思います。そして子供がテロ組織に洗脳され自爆テロ実行犯にさせられてしまうところを題材にした点も。洗脳に苦しむ子供の姿は観てて迫るものがあったなぁ。

 

あちら方面が舞台になるとワイが好きなジャンルの顔が増えるので目の保養~

この話するのは題材的に不謹慎な気もするけどフィクション映画だから許してw
この子(ルドラ・ソーニー)が特にイケメン。インドの子だけど舞台設定がそれだともうアフガニスタンの子供に見えちゃう。

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あと東アジア人寄りの顔の人もいっぱい出てきたけどそれはハザラ人役なんでしょうかどうでしょうか?

 

ちょっとアレ?ってなったのが、テロ組織の描写でした。わりと人込みの中に顔出して現れるし、慈悲(?)というか組織外の人間に甘いところがある…?映画の都合に合わせてリアルさが欠けている…?テロ組織は組織外の人間をみるやいなや殺してしまいそうなイメージなだけで、実際はむしろそういう描写の方が普通かもしれない可能性もあるな…と思いつつwどっちがよりリアルだろうかw

ちなみにテロ組織のリーダー役はラーフル・デーヴさんです。デリー出身のれっきとしたインド人だけどもう西の方の人にしか見えない…元々の顔の造りでキャスティングされてそうだな。

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