2017年公開
出演:ジェイヤム・ラヴィ
アルヴィンド・スワーミ
ハンシカー・モートワーニ
ナーサル
監督:ラクシュマン
言語:タミル語+英語字幕
時間:150分
媒体:ネット配信(Sun NXT)
あらすじ
警察官ヴィクラム(ジェイヤム・ラヴィ)の父が銀行からお金を盗み出したとして逮捕される。しかし監視カメラに金銭を持ち運ぶ姿がしっかり写り込んでいるにもかかわらず身に覚えがないと言い張る父。父は当初事件現場で気を失って倒れて病院に運ばれていた。父親を信じたい気持ちがあったヴィクラムが独自に調べていくうち、以前宝石店で発生していた類似の事件の存在と、アーディティヤ(アルヴィンド・スワーミ)という男が容疑者として浮かび上がってくる。
アーディティヤはどちらの事件にも車で居合わせていた。囮を使いアーディティヤに近付いたヴィクラムは罠を仕掛け彼を逮捕する。事件は収束したかに見えたが、実はアーディティヤにはある秘密があり…。
いろいろ
逮捕するまではそこそこ普通だけど、逮捕されてからが本番!
なかなか面白い大捕り物でした!互角の争いが巻き起こるスリリングなクライムサスペンス!ハラハラした!
序盤の様子ですぐに催眠術かと思ったけど、『フェイス/オフ』のような?いえいえそのどちらでもないやつです。正直何が起きるかは超ネタバレって程じゃないと思うんだけど、面白かったからとりあえず深く知る前に観てほしいって気持ちがあります。なのであんまり書きたくない(笑)。
犯人は最初から観客側は知っているタイプのストーリーです。なので犯人がどう犯罪を犯すか、そこから主人公が犯人をどう追い詰めていくかを観るのが楽しむポイント。前半の終わりくらいにアーディティヤが逮捕されるので一件落着までが早いなと思ったら、そこからが本当の戦いだぜ!とばかりに怒涛の展開が待ってました。そして後半な逆にヴィクラムが追われる側に…。ヴィクラムが優勢になったかと思いきやすぐアーディティヤの方が優勢になって、さらにまたヴィクラムが…という状況が二転三転しまくるという。しかもほとんどの間どちらかというと悪役のアーディティヤの方が優勢で、手に汗握る油断のならないストーリー。ヴィクラムが逆転の糸口を見つけて他の人を味方に引き入れて役に立ってくれるかと思いきやあんまりそうじゃなかったりとか。
そして意外と人が…死ぬ!グロい映像はないけどここが一番ダメージくるかも。なにせ罪のない人も巻き込まれてしまうので…というか罪のある人ほぼアーディティヤだけですけどw
『Bogan』はそもそも「快楽主義者」という意味があるらしいけど、作品のなかだともう一つの意味があり…?ちょっとネタバレというか、ネタバレせずに説明が難しいのと、あと英語字幕で微妙にそこを細かく理解しきれなかった(多分こうかな、みたいな)感じなので気になる人は本編を見て確かめてくださいって感じです。意味がしっかり分からんでも支障はないw
わりとみんなの演技力が試されるストーリーで、特にジェイヤム・ラヴィとアルヴィンド・スワーミが頑張んないといけないところなんだけど、案外ハンシカちゃんもイイ線言ってたのでは?的な。ハンシカちゃん頑張りドコロは一瞬であとはいつもの可愛い系(?)ヒロインでした。ハンシカちゃん演技のハイライトと展開のスピード感でアドレナリン上がる終盤が特におすすめです。
ちなみに最初は悪役にヴィジャイ・セードゥパティを想定してたらしいぞ…。それはそれで面白そう。
ジェイヤム・ラヴィとアルヴィンド・スワーミのコンビは2015年の映画『Thani Oruvan』で共演した仲で、今回も基本的な立ち位置は一緒…というか役柄もジェイヤム・ラヴィが警察、アルヴィンド・スワーミが犯罪者で同じ(笑)。2人の組み合わせの画像探した時どっちの映画か見分けつかなかったですwあぶなw
(劇中はこんな仲いい感じじゃないですw)
私実は『Bogan』が初アルヴィンド・スワーミですっかりワルなイメージになっちゃったんですけど、この方むしろ『Roja』とか『ボンベイ』とかの方が代表作で、初めてが悪役のやつでなんかごめんwってなりましたww いつか『Roja』と『ボンベイ』観るねww
ジェイヤム・ラヴィとハンシカちゃんはこれが3作目くらい。『Bogan』は2人共演の『Romeo Juliet』(監督同じ)のヒットを受けて作成されたらしいです。このカップリングだと『Engeyum Kadhal』だったら観てたんだけどな~。『Romeo Juliet』も観とくかな…。ラクシュマン監督ってジェイヤム・ラヴィ作品だけ撮ってるんだね、ミューズかな?
宿題増えたな…
リンク
「Damaalu Dumeelu」いろんなタミル映画の決め台詞を集めてきたやつ。色が強い(笑)
「Senthoora」バラードだけど強いから好きな曲。このタイトルの意味を調べ始めたら抜け出せなくなりそうになったので慌てて戻ってきた
「Vaarai Vaarai」ちょっとオトナな曲ですね