2018年公開
出演:タープスィー・パンヌー
ヴィッキー・コウシャル
アビシェーク・バッチャン
監督:アヌラーグ・カシュヤプ
言語:ヒンディー語+日本語字幕
時間:156分
媒体:スクリーン(キネカ大森スクリーン1)
あらすじ
スポーツ一家に生まれ、スポーツ用品店で働くルミー(タープスィー・パンヌー)。彼女は地元のDJヴィッキー(ヴィッキー・コウシャル)と交際していた。2人の関係は家族には秘密だったが、とうとう現場を押さえられる。こうなるとインドでは女性にお見合い結婚させようと家族が動くのだが、ヴィッキーと一緒にいたかったルミーは、ヴィッキーが家に親を連れて挨拶に来たらヴィッキーと結婚していいという約束を取り付ける。ルミーはヴィッキーを説得しようとするのだが、約束の日、ヴィッキーは家に現れなかった。ヴィッキーに結婚の意思がないと察したルミーは関係をあきらめ、ロンドン在住のロビー(アビシェーク・バッチャン)とお見合いをする。しかしヴィッキーはルミーのことをあきらめきれず…。
いろいろ
2019年のGWに一度観てたんですが、ちゃんとした感想を書き損ねたままだったので、イベント上映で日本語字幕が付いたのをチャンスに復習がてら観てきました。
前に進もうとするも何度も引き戻され傷つけられるルミーと、大人になりきれないヴィッキーと、好きな人の全てを受け入れようとするロビーの不器用な三角関係が中心のお話です。
ルミーはモテるね…って言っちゃえばそれまでなんですが、当人としてはなかなか苦しい立場でした。俺はそんな状況になったことないけど、うん、わかる。ルミーわかるよ。
前半は特に歌のシーンが多くて良かったです。謎の双子も好き。アヌラーグ・カシャプの映画って謎の演出がよくあるんだけど、今回は双子でした。
舞台がパンジャーブあたりでみんなパンジャーブコミュニティ。同じ街かな?ご近所さんかな?ってくらいの距離感。パンジャビっ子の愛称がなんとなく英語名みたいになるのが好きなんですよね。「ハリンデル」が「ハリー」になったりとか。
ヴィッキーは自由と責任のどちらか選べないくせに、女に延々すがりつく"デーヴダース"。見切りをつけようとしてる人にとってこれはもはや呪い。ヴィッキーの父の言葉が突き刺さったわ~。日本語字幕がついて余計クズ感強まったwしかし人間らしくていいよね。近くにはいてほしくないが。
ロビーはお見合いだからルミーを大事にしようって感じよりは、きっかけこそお見合いだけどガッツリ恋しちゃった感がありました。もうこれはロビー的に恋愛結婚と言ってもいいのではw
アビシェークはどことなくおぼっちゃま感が抜けないというかハングリー精神を感じないのが特徴で(まあそこがかわいいんですが)、あまり目立たない活動&2年ブランクがあったのち本作で復帰。それでこのロビー役で、これだ!!!!!!!ってなりました。めちゃめちゃアビシェークにハマる役。いいぞアビシェーク、この路線で攻めていこう!!
ロビーは実家にいるときはターバン巻いてるんだけど、親元を離れてる時はターバン脱いでて、宗教的慣習にちょっと緩かったの今時っぽくて面白かったです。多分親には被れってしつけられたんだけど、家の近所でも一人だったら脱いでる時あるし。あと、比較的涼しい時期の話なのかニットとかやわらか素材とか着てるアビシェークが"柔"を体現してる感じで良かったです。
インド映画観てると「今回はこんな愛のカタチいかがっすかね!!」っていろいろ見せてくれてる気がします。
リンク
「DhayaanChand」めっちゃパンジャビっぽいやつ
「Grey Walaa Shade」
「Chonch Ladhiyaan」