インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

777 Charlie(ドッグライセンス777番 チャーリー)

2022年公開

出演:ラクシト・シェッティ

   サンギータ・シュリンゲーリ

   ラージ・B・シェッティ

   ボビー・シンハー

監督:キランラージ・K

言語:カンナダ語+英語字幕

時間:164分

媒体:スクリーン(英語字幕)

 

あらすじ

工場勤務のダルマ(ラクシト・シェッティ)は、過去に起きた事故のトラウマで自暴自棄な生活をしていた。そんな彼の暮らす団地に、とある一匹のラブラドール・レトリバーが迷い込んでくる。犬は劣悪なブリーダーから逃げてきた迷い犬で、落ち着ける場所を探して彷徨っていたが、色々な偶然が重なりダルマになついてしまう。

ダルマははじめ勝手についてくるこの犬を拒否していたが、家の前で起きたバイク事故で負傷した犬を動物病院に連れて行ったことをきっかけに、正式な飼い主が見つかるまでの仮住まいとして一緒に暮らすようになる。しつけもなにもされていなかった犬に散々迷惑をかけられてうんざりするダルマだったが、次第に愛着が湧いてきて、新しい飼い主が見つかる頃には結局自分が買うことに決める。犬の名前は、ダルマが好きなチャーリー・チャップリンから"チャーリー"と名付けられた。

そんな風に始まった1人と1匹の生活だったが、そんな矢先、チャーリーにとある問題が発覚する。チャーリーの幸せのために、ダルマは雪国への旅を決めるが──。

 

いろいろ

予告がまじ本編そのまんまなので、まずは予告をご確認いただくとして。

ご想像通り、犬と人間の絆の話です。

予告でうるうる来たんですが、本編はうるうるどころじゃなかった。最高でした。今年ベスト来たか!?

泣かせに来てるな~と思いつつ泣かずにはいられない。わかっちゃいるけど!泣かせようとしてくる映画あんまり好きじゃないんだけど!

とにかくイッヌの演技が凄い!犬言葉通じないはずだよね!?どうやって演技指導したんだろう。犬から感情が伝わってくるぞ!

 

🐶→♡BIG LOVE♡←👨っていう感じのお話です。

犬が喋らないぶん言葉のコミュニケーション(つまりは英語字幕)が少ないので、ものすごくわかりやすかったです。95%はわかったと思う。英語字幕理解度ギネス記録。インド映画初心者向けという意味でもオススメかもしれない。

 

冒頭のチャーリーが悪環境から逃げ出して彷徨うシーン、子犬っぽいチャーリーがめちゃめちゃかわいい。ダルマの家にお世話になる頃急に大きくなります。やはり犬の成長は早い!お話的にもいつまでも子犬じゃいられないから調整とかあったかもしれないね。例えば最初のシーンと最後のシーンを同時に撮るわけにもいかないから、撮影スケジュールの調整が大変そう。

 

 

ちゃんと仕事はするにしてもそれ以外が壊滅的にヤバい人生を送るダルマ兄さん。部屋がものすごく汚くて、対比して観てる自分の部屋全然マシじゃんって思える凄さ。もはや部屋の中なのか外なのか…。でも元々お家は広いから、ゴミ散乱してても足の踏み場はあるし、テレビと壁の間余裕で通れるの羨ましい。ちなみにチャーリーが来てもあんまり部屋キレイにならない。

あと駐車スペースを日曜大工の部屋にしているのは憧れの住生活ですね。アトリエみたいなの欲しい。ダルマ兄さんは工場でバーナーなどの工具を使う職種なので、お家にもあって、金属製のものをちゃちゃっと作ってしまう器用さをもっております。素敵。

 

後半はロードムービーになります。

南インドの映画でちょいちょいある、北インドへ向かう旅モノ。やはりそういうの人気なんだろうか。本作の旅行は自分探しじゃなくてチャーリーのためですが、雰囲気は自分探しみたいな感じです。

インド各地の文字がわかると今どの辺にいるか分かるからちょっと楽しいです。

1人1匹だけじゃなくてちょっとの間だけデーヴィカ姉さんが同行します。

 

ボビー兄さんがワイルドなイケオジでした。旅行中に出会う、パンジャーブ地方で暮らすタミル人設定。クロと暮らす愛犬家。特別出演?出演時間は短めです。でも印象は強い。

 

日本で公開してほしい。犬が好きならオススメの一本です。

 

リンク

音楽結構センス良かったな~

 

「Torture Song」

 

「O'Ga, Konkani」

 

「Journey Song」

 

おまけ

本日のベストシャツ
獣医さん(ラージ・B・シェッティ)