インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

イエス様 マリア様 ヨセフ様(Ee.Ma.Yau)

2018年公開

出演:カイナッカリ・タンガラージ

   チェンバン・ヴィノード・ジョーズ

   ヴィナーヤガン

   パウリ・ヴァルサン

   アーリヤ・サリーム

監督:リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ

言語:マラヤーラム語+日本語字幕

時間:120分

媒体:ネット配信(Jaiho)

 

あらすじ

家を空けがちなヴァヴァチャン(カイナッカリ・タンガラージ)がカレー用のカモを連れて帰宅。街では知り合いに娘の交際関係について侮辱され、その人を殴ってしまう。家には妻のペンナンマ、息子イーシ(チェンバン・ヴィノード・ジョーズ)とその妻エリサベート、娘ニーサが一緒に暮らしていた。酒を飲んだヴァヴァチャンは息子に思い出話をし、息子はヴァヴァチャンに豪華な葬式を行うと約束する。しかしそこから少しも経たないうちにヴァヴァチャンは倒れ急死してしまう。

悲しい空気に包まれる中、村の人々が集まり葬式の準備が始まる。お金がないながらもなんとかして約束通りの豪華な葬式で父を送り出したいと考えるイーシ。しかし噂好きな村人やマイペースな警察やそのほか次々に起きるトラブルで葬式が行き詰ってしまい…。

 

いろいろ

ジャッリカットゥ 牛の怒り(Jallikattu)』『Churuli(チュルリ)』のリジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ監督作品です。

上2作品が気に入ってちょうど『イエス様 マリア様 ヨセフ様』観たいと思ってて(3作品に関連があった気がしたんだけどそれが書いてある資料が見当たらないので気のせいかもしれない)、実はYoutube公式チャンネルに英語字幕付きであるんだけどJaihoに日本語字幕が来たので観ました。

 

なんとなくだけど、『ジャッリカットゥ 牛の怒り』と『Churuli(チュルリ)』より分かりやすい話だと思います。ジャッリカットゥもチュルリも結末が明後日の方向でキリスト教哲学か?って感じで私にはようわからん世界なんだけど、本作はなんかわかる感じがする。いや実は裏に哲学的な背景があって…だったらわからん!ってなるけど その辺鈍いのでいつもスルーですw深い考察はできませんw

 

お葬式映画はインド各地で作られてるけどエンタメというよりアート作品っぽい雰囲気が強くて、どれもストーリーは独特なんだけど、それでもその中から風習の地域差も味わえるから観てて興味深いなと感じます。

『Aelay』とか『おかしな子』とか『遺灰との旅』とか『ガウダ爺さんのお葬式』とか。

 

若干登場が遅かったイーシ役のチェンバン・ヴィノード・ジョーズが3作どれにも出演してます。群像劇なのでほかのおじさんたちの顔を覚えるのが大変でしたw名前は最後まで全然覚えられなかったw

なんかさ、インド映画ってさ、噂話が好きでただの妄想なのに自分で本気にして行動に移しちゃう人ちょいちょいいるよね。超迷惑。なんというか巨悪な悪役よりタチが悪い!他の国の映画であんまりそういう事考えたことないんだけど、迷惑な方向にクセが強い気がする。

一方でお節介気味でもあるアイヤッパンかな?の気持ちになると結構いたたまれなかった。やるせない気持ち。途中までちょっとうるさいなーってくらいだったのに、終盤で急に株が上がったw

 

リンク

Jaihoのページ貼りたいんだけどときどきURL変わるみたいなので貼りません…

 

予告編