インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Behen Hogi Teri

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2017年公開

出演:ラージクマール・ラーオ

   シュルティ・ハーサン

監督:アジャイ・K・パンナラール

時間:122分

言語:ヒンディー語+英語字幕

媒体:ネット配信(Zee5)

 

あらすじ

好きな女の子にラーキーを巻かれたら終わり、一生彼女の"お兄さん"だ。

子供のころから近所のビンニー(シュルティ・ハーサン)のことが好きなガッドゥ(ラージクマール・ラーオ)は、ビンニーの祖母の葬式を手伝ったことをチャンスと考え、彼女にアプローチを始める。ほどなくして2人は恋人同士になる。

ビンニーの姉リトゥのお見合いが成功し、次は自分たちの結婚だと盛り上がる2人。しかし、ひょんなことからガッドゥの友人ブラのバイクに乗ったビンニーを、グッドゥの父が目撃してしまい、ビンニーはブラと交際しているものと勘違い。しかもガッドゥの父はこのことをビンニーの兄ジャイデーヴに告げ口してしまう。ガッドゥは怒るジャイデーヴを前に、真実を打ち明けるどころかビンニーの兄として周囲をガードするようお願いされてしまう。

そんな事態におろおろしている間に、ビンニーを見初めたフランス在住の男性ラーフル(ゴウタム・グラーティー)が現れる。仲人が持ってきたこの話はトントン拍子にまとまり、ビンミーとラーフルの婚約が結ばれてしまう。

ビンニーの結婚式はリトゥの結婚式と同時に行われるため、もしビンニーが駆け落ちをしてしまうとリトゥの結婚が破談になってしまう。迷惑をかけられないため別の策を考えようとする。しかしそうこうしている間に今度はブラの悪名高い親族たちが現れ、事態は2人の手に負えなくなってきて…。

 

いろいろ

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軽いラブコメってよっぽどヒット作じゃないとDVD出なくなってきちゃったんだけど…

で、オンラインで全部観れるかというと、なかなかそういうわけにもいかず…

現地だとTV放映だったらあるかもしれない

ホントは私こういうのずっと観てたいタイプなんだけどなぁ、茨の道だよ~

…と愚痴りつつ、いつの間にか公開から2年経ってやっと観たんだけど、期待どおり私の好きなやつでした!

勘違いと嘘とどうしようもないこじれた話と…、コレよコレ!!

 

前半の普通のラブコメから、後半は想像してなかった物騒さが出てくるのが、ちょっと面白かった。

ガッドゥの親友ブラはガッドゥと同じく優男なんだけど、彼の親族はヤクザみたいな集団で、彼の父は牢屋に入っててブラとあまり交流がなかったほど。この家族からなぜブラみたいなソフトな男が生まれたのかがミステリー(笑)。

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↑ブラの父ちゃん、いぶし銀。そしてちょっと天然入ってます。

ラーフルはガッドゥが太刀打ちできなさそうな感じのイケメン紳士で、私はビンニーと彼が結婚してもアリなんじゃないかと一瞬思ってしまったアカンアカン…。

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ラフな人ばかりの町でスーツで訪問したらよりエリートっぽいし…

 

同年公開の『Bareilly Ki Barfi』と逆の立場に立たされちゃった感じのキャスティングだった主演ラージクマール・ラーオ。(『Behen Hogi Teri』の方がちょっと先に公開)

ガッドゥは押しに弱くて父親世代やカノジョの兄に強く出る度胸がなかなか持てない優しい男。ホントは恋人として名乗り出なきゃいけないのに、彼女の兄として頼りにされ、義理の兄になるかもしれない人相手に信頼を寄せられたらなかなか無下にもできず、難しい立場。

びびった時に出た裏声が『Bareilly Ki Barfi』のプリータムと全く一緒で笑ってしまったw

あと劇中のお仕事なのか?シヴァ神の恰好してて、画像初めて観たときびっくりしちゃったよ~

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シュルティって艶っぽいところが好き

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しっかり可愛かったし、カジュアルファッションも着飾った時も良かった。

不安がってるときがめっちゃ可愛い。自分が男だったら守りたくなりそうな可愛さよ。

悪化する状況にビンニーちゃんも何かをすべきだったのではないかと思ったけど、彼女の周りの人って彼女には話を聞けって言うくせに彼女の話は聞いてあげないのよね。本人のことなのに。妙齢の彼女の辛い立場よ…。

 

 

年頃の男の子たちが盛大に避けてたイベントとして、ラクシャー・バンダンが出てきました。女の子が兄弟に送る紐で、兄弟に限らず親戚や仲のいい男友達にも送るそう。兄弟はいいとして友達はこの紐を結ばれると一生女の子の"兄弟"になってしまって恋人にはなれないから(女の子から恋愛対象として眼中にないって言われているようなもの)、好きな女の子からの贈り物はめちゃめちゃ嫌がる…っていうわけ。

実際のお祭りについては「ラクシャー・バンダン」や「ラーキー」でググったら写真付きで色々見つかります。

嫌がる男性は『Rab Ne Bana Di Jodi』でも出てきてたの思い出す描写でした。

 

リンク

予告編

 

「Jaanu」往年の名曲のリメイク

 

「Teri Yaadon Mein」

 

「Jai Maa」ヒットソングKala Chashmaが宗教ソングに生まれ変わったw

↑これも保守的ヒンドゥーの集会みたいなものかしら?集団で暖色カラーの布巻いてたりタオル掛けてたりすると現実インドのBJPの影響かなって思ってしまうんだけど、動画の集会くらいだったら以前からあったような気もしなくもない…どうだろうか(煮え切らない)