ハートフルアニマル強盗ゆるコメディ『Gorilla』

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2019年公開

出演：ジーヴァ

　　　シャーリニー・パーンデー

　　　サティーシュ

　　　ヴィヴェーク・プラサンナー

　　　ヨーギ・バーブ

監督：ドン・サンディ

時間：118分

言語：タミル語+英語字幕

媒体：オンライン配信（Tentkotta）

あらすじ

休暇の途中で森の散歩に出かけたジーヴァ（ジーヴァ）、サティーシュ（サティーシュ）、ヴェンカット（ヴィヴェーク・プラサンナー）の3人は、森の中で偶然見つけた建物に立ち入る。そこではチンパンジーの研究が行われていた。しかも研究に使われたチンパンジーが死亡してしまう。動物実験が行われていると悟った3人は、その場にいた幼いチンパンジーを連れ、研究所から逃げ出す。コングと名付けられた子チンパンジーは3人に人間のように育てられる。

少額の盗みや詐欺をしているジーヴァ、家族の大黒柱のサティーシュ、俳優になりたいヴェンカットは、職を失ったサティーシュが自殺をはかったことをきっかけに、酔っぱらった勢いで銀行強盗の計画を立てる。その場に居合わせた田舎の農家のサディーク（マダンクマール）も一緒になり、4人+1チンパンジーで計画を実行に移そうとするが、事態はスムーズにいくわけもなく、彼らの予想を超える展開が待ち構えていた…。

いろいろ

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ゆるゆる強盗コメディーです

そりゃあもうめっちゃゆるゆるです(笑)。

ヨーギ・バーブとラージェーンドランさんの両方が出ている時点でお察しのゆるさ(笑)。

このくらいの気楽さが肩張らずに観れていいかな。

私はチンパンジーがインド映画に出てるのが珍しくて気になったので、チンパンジーが観られればいいかなって感じでした。あとジーヴァくん好きだし。ヨーギ・バーブがチンパンジーと絡むっぽかったので。

コングって名前を付けられたチンパンジー、めっちゃ可愛かったです。

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チンパンジー嫌いでなかったら楽しめると思う～

人間たちが会話してるときはわりかし放置されて自由にしてたし、ストーリーに絡む重要な（都合がいいとも言う）働きをしていたし。あと結構頻繁に人間におんぶされていた。かわいい。

動物に危ないことはさせられないから最近はCGアニマルも多いけど、本作はリアルチンパンジーだったというか、もし使ってたとしても全然気にならないレベルでした。

ちなみに子チンパンジー救出のくだりは静止画でした。静止画はアニメみたいなのじゃなくてオープンワールドRPGみたいな絵だった。

バブちゃんとコングくんは出会ってすぐこんな感じ…

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10年連れ添ったようなラブラブっぷり…

仲間だと思っているのか…？

チンパンジーだけどあんちゃん3人に育てられたせいで、アニメや映画は見るし車の運転やPCで動画検索ができちゃうっていう天才チンパンジーｗ

銀行強盗をする4人のうち、のちに加わるイスラム教徒の男サディークは、村で農業を営んでいるけどお金がなく自殺を図ろうとまでした人。娘が路頭に迷うから思いとどまり、資金を求めてひとり都会に出てきたけどうまくいかず絶望していたところ、悪友3人組が強盗の話をしていたところに居合わせ、参加したという流れ。インドでは天候などの影響で不作になってしまった農家が融資の返済ができなくなるなど経済的困窮の結果自殺に追い込まれることが多く、タミルではセンセーショナルはデモも起きたことがきっかけで注目されました。

農家の窮状に関してが題材に使われることが、タミル映画がほかの地域に比べて多い気がします。

本作は社会派映画やポリティカルドラマではなくあくまでもゆるいコメディーなのでめちゃめちゃ強いメッセージ性を持つものではないですが、タミル人の一般常識的な位置づけで融資の返済の辺りなどが今回のストーリーに絡んでくるので、そういう社会問題があったということは知識としてあったほうが理解しやすいと思います。

と真面目な話をしつつ、また小ネタに戻るわけなんですが

タイトル『Gorilla』ってゴリラじゃねーじゃん、チンパンジーじゃんって思いながら観てました。

ゴリラは、強盗に使うこのお面のことかもしれない…

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