インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Sailaja Reddy Alludu(サイラジャー・レッディの娘婿)

f:id:komeindiafilm:20191110214459j:plain

2018年公開

出演:ナーガ・チャイタニヤ

   アヌ・エマニュエル

   ラムヤ・クリシュナン 

   ムラリ・シャルマ

時間:140分

監督:マールチ・ダーサリ

言語:テルグ語+英語字幕

媒体:ネット配信(Zee5)

※邦題は原題の意味を汲み取って勝手につけました

 

あらすじ

裕福で高慢な性格の父親(ムラリ・シャルマ)をもつチャイトゥ(ナーガ・チャイタニヤ)は、町にやってきた美大生アヌ・レッディ(アヌ・エマニュエル)に一目惚れするが、彼女は彼女で高飛車な女性だった。それでもチャイトゥは彼女にアタックする。アヌがなかなかいい反応をしなかったことから、チャイトゥは作戦変更でアヌに付き従っていたクマリに気持ちが傾いたふりをする。動揺したアヌはクマリを責めてしまい、それを見たチャイトゥに自分がいかに自我が強いのか説教されてしまう。反省したアヌはチャイトゥに自分の気持ちを打ち明け、晴れて2人はカップルとなる。

そんな2人を偶然見かけたチャイトゥの父はアヌのことを気に入り、彼女を義理の娘として迎え入れる。しかし、2人の交際は順調に進むかと思われたが、とあるパーティーの席でチャイトゥの父は以前喧嘩した男性と張り合いになり、そのままステージ上でチャイトゥとアヌの婚約を強引に進めてしまう。驚くチャイトゥとアヌが落ち着く間もなく、今度はアヌの叔父が彼女を連れて帰ろうとパーティー会場にやってきた。

実はアヌは普通の家庭の出身ではなかった。彼女の故郷ワランガルの村では、彼女の母親サイラジャー・レッディ(ラムヤ・クリシュナン)が女主人として君臨していた。アヌ側家族の許可なく進められたアヌの婚約をサライジャーが許すはずもないと言われたチャイトゥは、素性を隠してサライジャーに認められようとするが…。

 

いろいろ

うーん、難しいなー

チャイタニヤくんやアヌ・エマニュエルが好きなら、強いラムヤ・クリシュナンが好きならどうぞ!って感じなんだけど、もともとその辺りに興味を持ってない人や内容重視な人にまでは勧められないかな…ってところですかね。

 

「剛」か「柔」かでいうと「柔」なタイプのテルグ映画です。この監督のは『Bhale Bhale Magadivoy』なら見たことある。あれと柔らかさが近いなぁと。

 

前半も後半もテーマは「エゴ」で、めちゃめちゃ台詞に出てきました。多分自我が強いとか自分の希望を優先するとかに対しての話だと思う。日本にも浸透している単語とはいえ元は英語だから、日本人が捉えている意味の「エゴ」とインド人が捉えている意味の「エゴ」が一致してたらいいなぁって感じでちょっと自信ない。自分中心で自分が正しいと考えるチャイトゥの父や、プライドが高い見下し気味のアヌや、そのほか家族の希望より自分の希望を押し付けようとする人たちの「エゴ」かな。前半はちょっとテーマが浮いてたというか、エゴを抜いても成立するストーリーだったから、別に無理に恋愛に挟まんでも、とは思った(笑)。その点後半でラムヤ・クリシュナンが出てきてからの方が比較的面白かったと思います。

f:id:komeindiafilm:20191110222717j:plain

後半は、実は喧嘩中でお互い口を利かないアヌと母親サイラジャーの仲を取り持とうとしたり、チャイトゥとアヌの婚約やらサイラジャーが決めたアヌの花婿候補やら諸々をサイラジャーにばれる前に丸く収めようとしたり。あれですね、問題が起きている家庭に外部の人間がやってくるタイプのお話です。定番と言えば定番。

ちょっと面白かったのは、サイラジャーが本気でアヌに口をきこうとしないので、何か言うときいちいち秘書っぽい人を呼んでその人を通して言い合いしたり、その人が来れないときはわざわざ電話を挟んでやりとりしようとしたりと、ややこしいシチュエーションが発生してたところでしたね。それと、サイラジャーの影が薄い夫はチャイトゥとアヌにめっちゃ理解あって陰ながら応援してくれてるという、ほんわかしたところ、ちょっと癒されました。

 

サイラジャー、多分村長でもヤクザでもないんだけど、めっちゃ村民に支持される人で、強くもあり、ラムヤ・クリシュナンが演じるとやっぱアレを彷彿とさせますね、シヴァガミ様。どこかの歌の歌詞にもシヴァガミって出てきていた気がする…

f:id:komeindiafilm:20191110224307j:plain

サリーがとてもお上品な感じで素敵でした。

 

チャイ君!!!

f:id:komeindiafilm:20191110225055j:plain

彼が出てるだけで100点!あとはすべてオマケ!!

それは譲れませんわすいません!

今回観てて思ったのは、チャイタニヤは濃い色や派手な柄より、淡い色や無地の服が似合うということ!!!薄い黄緑とかクリーム色とか薄いピンク色とか!薄いピンク色が一番よい!

今回の主人公は、一応仕事してるシーンあった。パパンと一緒にやる仕事らしい…?プロジェクトっぽいことしてた?どこかのCEOかなと思ったけど台詞が多くて理解しきれず。でも後半は多分全然仕事してなかったっていうかオフィスから離れたところに部下(ヴェンネラ・キショール氏)と滞在してたからアンタ何しよんねん!そんな自由な仕事なんか!って思いました。まぁこれはいつものことだから驚かない(ツッコミも楽しみのうちw)

f:id:komeindiafilm:20191110230211j:plain

アクションもーあるよー200点!!

そういえばいつの間にか冠号付いてました。「Yuvasamrat」でした。「若き皇帝」かな?パパンが「King」だしな。

 

アヌ・エマニュエル嬢はここで紹介したことある

女優さんにとっていいことか悪いことかわからんけど、高飛車な役似合ってましたw

いやーもうっっっ相変わらず可愛いです。いつかガチコメディやってほしい。

 

リンク

なんか短めのしか見つかんなくてだね…なんでや

 

「Anu Baby」冒頭がラモジフィルムシティだね。

 

「Gold Rangu Pilla」結婚式に出席したときの曲

 

「Egiregire」えぎれぎれ~♪城塞跡みたいなん出てきて気になる

 

「Shailaja Reddy Alludu Choode」母子喧嘩中のや~つ

 

おまけ

2回目でやっと気が付いたんだけど、「エゴはうんたらかんたら~」って映画の冒頭でナレーションしてるの、ナーニくんだった!監督作繋がりかな??きゃっきゃっ