インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Bangarraju(バンガールラージュ)

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2022年公開

出演:アッキネーニ・ナーガルジュナ

   ナーガ・チャイタニヤ

   ラムヤ・クリシュナン

   クリティ・シェッティ

監督:カリヤーン・クリシュナ

言語:テルグ語+英語字幕

時間:160分

媒体:スクリーン(Skipシティ)

 

あらすじ

村の名士の一家に生まれたチンナ・バンガールラージュ(ナーガ・チャイタニヤ)。しかし彼の母は出産の際に帰らぬ人となってしまい、また父ラーム(アッキネーニ・ナーガルジュナ)もそのショックで米国へ離れてしまっていた。チンナには他にも祖母サティヤバーマ(ラムヤ・クリシュナン)など家族がいたが、それでも孤独からは避けられなかった。

チンナは立派な女たらしの若者に成長する。死んでしまったサティヤバーマは彼の将来を心配し、許嫁ナーガラクシュミ(クリティ・シェッティ)と結婚させまともな人間にさせようとする。

一方で、冥界の神々は地上で別の危機が起きたことを察していた。サティヤバーマの心配とタイミングが重なり、チンナの祖父バンガールラージュ(アッキネーニ・ナーガルジュナ/2役)が再び冥界から地上に降り立つことになるが…。

 

いろいろ

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『Soggade Chinni Nayana』の続編。

私は間に合わず前作を観ておりませんでした。

設定を引き継いでいて過去のシーンもちょいと差し込まれるタイプなので、前作を観ていた方が入り込めるとは思います。以前敵側だった人も出ていたっぽい。説明はあるから話がわかんないっていうほどはないかな。

とても縁起のいい収穫祭サンクラーンティに合わせて公開された、お祭り映画。他にはテルグのスター一家・アッキネーニ家のナーガルジュナと息子チャイタニヤという親子共演もお祭り感を加速させてますねー。私は色々見どころのうちこの親子共演が一番の目当てでした。

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シニア・バンガールラージュがジュニア・バンガールラージュに憑依する形でジュニアを助けていくスタイル。しかしちょっと待てよ?ぶっちゃけジュニアが頼んだわけではないからジュニア的には余計なお世話かもしれない、なんてw

シニアが憑依してる時はアクセサリーが増えたりファッションが若干派手になるのが面白かったっす。あと地上では幽霊みたいなものでものに触れられないから、お酒飲みたいがためだけにジュニアに憑依するの自由すぎるw

 

 

村の話だけど色味は華やかで、そこはやはりお祭りっぽい賑やかさがありますね~!インド映画の楽しいところの一つだよね!

ジュニアのアロハシャツ並みの派手シャツもいいわよね!

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どこに売ってんだろう。

 

ヒロインは父の後を追って村の政治の世界に参加始める女の子。

意欲は良かったけどちょっと政を任せるのが不安になるおバカキャラだったのは残念だったwじゃなければバンガールラージュ(中身はシニア)が手助けする余地はなかったかもしれんがな…。

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それとこの映画で引っかかってしまったのは、女性に対しての扱いかなぁ。

将来を見据えた関係を築きたい相手だったら、女性の身体に触れて物理的な距離を縮める前に、互いに対話して信頼感築くとか心理的な距離感を十分に縮めてからじゃないとダメではって思いました。うーん、初めて出会う日=結婚式よりはちゃんと関係築いてから結婚っていう順番踏んでるのはいいのかもしれないけれども。ヒロインが「勝手に手を出そうもんなら抵抗するぞ!」って言ってるのを知ってからはストップしてたけど、保護者世代が応援してること自体が引っかかってしまいました。少し前までならよくあったエピソードだけど、未だにこれをやろうとしているのが前時代的だなって思ってしまったり。それに冥界(天国?)でバンガールラージュがきれいどころの女性(天使?)を侍らせてキャッキャウフフしてたのもちょっと、バンガールラージュが好色という設定を出したいだけだとしてもスケベおやじくさすぎて(笑)。女性=お飾りから抜け出せていないなぁ。テルグ映画界ってまだこういう所全然平気なんだろうか~?こういうのなくてもテルグ映画らしさを失わず作れると思うんだけどな~。

でも女性がレ〇プとか搾取とかめちゃめちゃ辛い目に遭うのは記憶の限りなかったので大丈夫でした。全体としてはちょいモヤ程度かな~。

 

リンク

予告

 

まだダンス動画出てなかった

「Vaasivaadi Tassadiyya」

 

「Naa Kosam」