2019年公開
出演:シヴァカールティケーヤン
アイシュワリヤー・ラジェーシュ
アヌ・エマニュエル
バーラティラージャー
サムドラカニ
監督:パーンディラージ
言語:タミル語+英語字幕
時間:152分
媒体:ネット配信(Sun NXT)
あらすじ
村の医師アルンモリヴァルマン(バーラティラージャー)の孫にはアルンポン(シヴァカールティケーヤン)と、彼ととても仲の良い妹トゥルシー(アイシュワリヤー・ラジェーシュ)がいた。しかし彼女はなぜか伯父たちから避けられていて、彼女の成人式にもまともに参列してくれないほどであった。そんな中でも母はアルンポンの従兄弟の2人どちらかとトゥルシーを結婚させたがっていた。しかし従兄弟はそれぞれさっさと結婚してしまう。伯父たちとの仲を取り持ちつつ彼女の儀式や結婚に奔走するアルンポンだったが、やっと決まったトゥルシーの結婚も式当日に破談になってしまう。
実はトゥルシーはアルンポンの亡き父親チャンドラボース(サムドラカニ)の親友ダルマル(R.K.スレーシュ)の娘で…。
いろいろ
田舎を舞台に仲のいい兄妹を中心とした家族ドラマです。
一緒に暮らす家族だけじゃなくて親戚間の話ではあるんだけど、田舎で家も近く日常的に関わることが多い親戚なのでほぼ同居家族並の近さ。
一つの写真にまとめるとめっちゃ大家族w
あ、これでも家族以外も混ざってんなwこの中の現存?してる家族は14人くらいかな。
田舎だけど地味じゃなくてめっちゃカラフルでかつインド文化的暮らしも色々出てきて、田舎モノ好きな人にはオススメの映像盛りだくさんでした!
あらすじで触れた「妹は実は父親の親友の娘」という設定ですが、主人公がそうとは知らずに途中で明かされた設定ではなく、物心ついてから妹になった印象だったので、多分うっすら記憶はあるのかなと思いました。なので血が繋がってないことをわかっていても兄として愛情を注ぎ、妹もまた兄を慕っているという関係。血の繋がった仲のいい兄妹もいいけど、これはこれで泣ける…。
しばかりくんのお相手は、いとこマーンガニを演じたアヌ・エマニュエル。2人の競演は初めて。
恋愛の部分はこのいとこの2人の話になります。
この映画とは関係ないけど、普通に叔姪婚しようとするエピソードが入っていた『Kadaikutty Singam』のイメージが私的に強烈で(あの映画は結局親戚でない人とくっつくけど)、農村地帯は親戚間での結婚が普通に取り上げられるイメージになりました。叔姪婚は原則ダメだけど完全にダメってほどじゃないらしく、映画でも倫理を問う感じじゃなくて慣習として出てきてました。
今回はいとこなので日本でも違法じゃないので日本人が観てもびっくりするほどじゃないんですが、しかし都会が舞台だとなんだかんだいとこの結婚が物語になる映画が少ないように思います(リアル社会でのいとこ婚の頻度は不明)。まあ言うて農村地帯が舞台の映画も限られたくらいしか見てきてないので分析できるほどじゃないんですけどね。なんか田舎の家族内の繋がりが深そうというイメージと相まって、多いのかな~と思った次第です。
とはいえ本作では恋愛はメインではなく兄と妹の話が中心にあるので、アヌ・エマニュエルちゃんはサブって感じがしました。妹役のアイシュワリヤー・ラジェーシュの方が印象が強かったです。
お爺ちゃんアルンモリヴァルマンが地味によかったです。優しそう。映画のマスコット的キャラクター。インド医学な雰囲気の整形外科医っぽいことしてました。
ただ息子たちが仲悪いところ、父親なりに始めからもうちょっと頑張ってほしかったなぁ~w ここ頑張ってくれてたらおじいちゃん萌え映画に認定してたんだけどな~w
ちなこのお爺ちゃんが仲睦まじい孫を紹介する例として挙げた兄妹モノ映画『Pasamalar』『Kizhakku Cheemayile』のうち、『Kizhakku Cheemayile』はこのお爺ちゃんを演じたバーラティラージャーが監督したやつw ちゃっかりw
ヨギバブちゃんウォッチング
バブちゃん今回は敵の弁護士でした。
なのでスーツ寄りの服装。
物騒ともいえる敵側の弁護士としての立ち位置でも、あんまり雇い主にビビってる感じがなかったのが印象的でした。バブちゃんのキャラからくるものなのか…。
最近は主人公の親友役のイメージがついてきたから重要な役じゃないの珍しいな…って思ったけどバブちゃん今でもなんだかんだ重要じゃない役しょっちゅうやってましたねw しかしちゃっかり予告編には入れられてるのでやっぱバブちゃんは集客性が高いのかしら…私みたいなのがホイホイされちゃうのかなw
リンク
「Yenga Annan」
この兄妹ソングがコミカルでいいなw
「GaandaKannazhagi」オブジェ置く系ダンス
「Jigiri Dosthu」闘羊やら闘鶏やら興味深い