インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Sanam Bewafa(不誠実な恋人)

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1991年公開

出演:サルマーン・カーン

   チャンドニー

   ダニー・デンゾンパ

   プラン

   カンチャン

監督:サーワン・クマール・ターク

言語:ヒンディー語+英語字幕(日本語機械翻訳)

時間:161分

媒体:Youtube

 

あらすじ

シャー・カーン(ダニー・デンゾンパ)とファテー・カーン(プラン)をそれぞれ長とする2つのパターン族は、長い間対立を続けていた。

シャー・カーンの息子サルマーン・カーン(サルマーン・カーン)はいとこが所有する暴れ馬スルタンに乗り散歩に出かけた先の渓谷でルクサール(チャンドニー)という少女に出会い、一目惚れする。

ほどなくしてサルマーンとルクサールは恋人になるが、実はルクサールはファテー・カーンの愛娘であった。今はちょうどその頃両氏族の対立が深まっていたころで、ルクサールの祖母は対立を嫌がり2人の結婚を認めようとする。母に逆らうことのないファテー・カーンはこれに従うが、内心は反対していた。そこでファテー・カーンは息子アフザル(プニート・イッサル)の提案で、結婚式当日の結婚契約の際、結納金として驚くほど高額の資産を要求する。シャー・カーンはこの侮辱にショックを受け、一度は結婚の契約に応じるものの、一夜明けた次の日、ルクサールに結納金を持たせ家から追い出してしまい…。

 

いろいろ

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サルマーンの円錐のトップ付きターバンぐるぐるスタイル(後述)にビビビと来てそれ目当てに観た感じです。あと『Khuda Gawah』が面白かったから、アフガニスタン方面寄りの民族的なヤツいけるな~と思ったので。

 

インド映画の定番「ロミオとジュリエット」みたいな設定のお話でした。ザ・両家のご対立!!!!バルコニーもどきのシーンもあるよ。しかしこちらは結婚までがそこそこ早くて、インターミッションまでには結婚式しちゃいます。結婚してからが本番って感じでしたね。正直この時期に作られてるインド映画は結婚さえしちゃえば神様が定めたと同等レベルにその関係は何があっても絶対的な繋がりなので安心感ある(今この話作ると離婚に発展してもおかしくないけど)。

しかしまぁ、殺し合いまで起きたら主人公とヒロインの間の愛情は大丈夫なんか…っていう心配はある。だって自分の兄弟とかの命を守れるとしたら夫/妻との別れを選択しそうにならないかな…私がもしめちゃめちゃ家族大事にしてたらあるな…。インド映画そういうのあんまりないよね。対立のきっかけに自分たちの恋愛が関係していたとしても、元々の家同士の対立はそれより前からだからあんまり気にならないのかなぁ。それか今更自分たち2人の間の関係性を切っても殺し合いが納まるとは思ってないとか。むしろお家騒動のせいで自分たちの恋愛がままならないっていう被害者の立場にいるかもしれん。

肝心のお家の対立なんだけど、首長がどちらも譲らなさ過ぎて、まぁ名誉を重んじるパターン人だから多少は仕方ないとはいえ…結婚させたなら息子/娘のためにそこは折れてやれよ!!!!そういう柔軟さも大事よ?息子/娘ちょっと呆れてたよ!?名誉>命なのはほんと凄いよね、でもそういう文化なんだろーね、名誉殺人が起きなかっただけマシかね。

今や筋肉隆々なサルマーンはまだこの時柔いイケメンって感じで武力沙汰にあまり干渉することない主人公でした。今のサルマーンならシャツ破りながら乱入してもおかしくない。

 

ヒロイン役のチャンドニーは初めて観ました。1996年に結婚して今はフロリダで暮らしてるっぽいです(wiki情報)。ドゥパタ被ってたらいいんだけど髪のカールが強いときはちょっとおばさんぽかった…。

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(このお馬さん名脇役でめっちゃ活躍します)

というよりヒロインの親友カンチャンが可愛かった。こっちがヒロインでも大歓迎!!たれ目。ただただ私の好みの顔だっただけなんだけど。この人の他の映画観たいな~。

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嫁側の首長が婿側に財産を要求する出来事があって、それが後半の展開のカギになります。インドって嫁側の家から持参金がメインでは?って思ってちょっと混乱してしまったけど、今回出てくるのはイスラーム教における結婚の契約上交わされる"マフル"の方でした。マフルは婿側から嫁側の家に渡される結納金みたいなやつ。逆だ。というか『Sanam Bewafa』はどの時代のどのエリア辺りの話なんだろうか。パターン人は主にアフガニスタンかパキスタンにいる人達なのを考慮するとそもそもここはインドなのか?って疑問になる(インドってワードは意識する限り出てこなかった)。とりあえず主に山岳地帯っぽい。リメイク元の『Haque Meher』がパキスタン映画であることが影響して地域の境界線曖昧にしてあるのかもしれない。これ以上推測できるほど詳しくないからなぁ、もどかしい。民族衣装じゃなくて超カジュアルにジーンズ着てる時もあるから一応時代は現代なんだろうなぁ。

 

めちゃめちゃツッコミ入れましたが、だいぶ楽しんで観ました。この時代のずっとBGM流れてたりずっと集中線引いてあるような演出だったりが楽しいです。めっちゃしょっちゅう「ズギャーン!!」「ババーン!!」って音響も入るし台詞も大げさwいちいち仰々しいw今の映画と比べて時代の流れに思いを馳せる…。

 

リンク

本編はYoutubeに英語字幕付きであるから探してみてね(Shemarooがアップしてるやつ)

 

ダンスは恋人がキャッキャウフフしてるのが多いかな

「Chudi Maza Na Degi」女の子たちの衣装がいいわ

 

「Mujhe Allah Ki Kasam」いいよいいよそっちの地域っぽい衣装

 

今回の推し女の子のソロ曲もどうぞ「Jiske Aage Ji」

 

おまけ

今回の目当ての円錐帽付きターバンの名前を知りたくて頑張って探したんだけど、パシュトゥーン人(パターン人)がいるアフガニスタン・パキスタン地域でも歴史的衣装に当たるのか(?)、現代人が身に着けてるのなかなか出てこなかった。アフガニスタンは最近てっぺんが平たい柔らかい帽子が多いしなぁ。

名前は”Pathani pagadi”まではたどり着いたんだけど、これも要は扇形の装飾をつくる巻き方のことも指してるのかもしれなくて、めっちゃ扇部分がでかいのとか見つかったわw盛り髪ならぬ盛りターバン…↓

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あと今回のであんまり関連性ないけど、顔周りにながーく垂らす巻き方"バローチ・ターバン"(Balochi Turban)もなかなかターバン好きの心魅かれるのでオススメ

パターン人のターバンに詳しい方、名前教えてもらえると嬉しいです(ただ主に私が画像検索してウハウハするだけなので教えても特に得はないですw)