2020年公開
出演:アジャイ・デーヴガン
サイーフ・アリー・カーン
カージョール
ネーハー・シャルマー
ルーク・ケニー
シャラド・ケールカル
監督:オーム・ラウト
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:131分
媒体:スクリーン(さいたまSkip City)
※邦題は原題の意味を汲み取って勝手につけました
あらすじ
マラーター勢力の指導者シヴァージー(シャラド・ケールカル)が信頼を置く軍人であるターナージー(アジャイ・デーヴガン)。彼は幼いころに失った父親の教えを受け戦士になった男だった。
マラーターに対抗する北のムガール帝国はインド南部への勢力拡大のための拠点として、デカンにあるコーンダーナーの要塞をマラーターから奪う。平和条約の一つとして明け渡された要塞だったが、ターナージーはそのことを聞き、マラーターの土地としてこの手に奪い返すことを決める。
一方、コーンダーナーの要塞の管理はムガール帝国アウラングゼーブ(ルーク・ケニー)の臣下ウダイバーン・シン・ラートール(サイーフ・アリー・カーン)が任され、すでに彼の率いる軍隊は要塞に近づいていた…。
いろいろ
全国的にはあまり知られてない人物を主人公に起用したパターンの歴史映画です。
歴史ものとはいえストーリーは戦いに重点が置かれていて、アクション映画として観れる内容でした。私歴史は好きだけどインドの歴史映画とはあんまり相性がよくなくてそこが不安だったのだけど、アクション度が強めだったからか全然問題なかったです。というかめっちゃ面白かった!
まず序盤に出てくるアジャイさんのアクションが漫画的で楽しかった
↓こういうアクションです
ここで「これはいけるやつや!」と。
まあちょっと前半はこの後戦いなし&台詞が多くて若干苦戦しましたけど。でもそれも日本語字幕さえあれば問題なくいけそうな感じでした。
あと序盤以外にもところどころ演出が派手すぎやしませんかっていうシーンがちょいちょい挟まれ、ネタの宝庫って感じでツボでした。でかいワニがモンハンの肉焼くやつみたいに焼かれてたり(食べたい)、皇帝が人間チェスやったり、リアル夫婦が鏡でセルフィーやったり、もう史実じゃぁなさそうだな~って感じの。史実かどうかわりとどうでもよくなってしまう感じの。なんかもうアジャイさんが絡む映画は淡々とすごい事起きるから怖いわ~~~!
アジャイさんかっこよかったですわ!まさに戦士!!!!!
ところどころ『Singham』とか『Shivaay』の影を感じました!!!
あとやっぱりもう一人サイーフね!!
悪役に振り切って、悪役がやりそうなことひととおりやりました!って感じでした。
拷問・恐怖政治・騙し・脅し・理不尽な人殺しなどなど…清々しいまでの悪人!!ヒェエエエエ
1670年に起きたシンハガドの戦いが舞台です。プネーの近くにある砦で、別名コーンダーナー。実際にここで撮影したかはわからないけど(CG多用だったので)、行けるならロケ地巡りしてみたい。砦にはターナージーの胸像もあるそう。ちなみに1600年生まれのターナージーこの戦いのとき計算上は70歳なんだけど、映画だとその半分くらいなのではないか?っていう設定でした。逆サバ読んだ!?それと調べた限りこの時まだマラーター王国は建国されてない感じだったけど、映画上はマラーターの「国」って雰囲気がしました。英語字幕だから国として描いてたのか勢力として描いてたのかはわからぬ…ちなみに王国の樹立宣言は1674年。1645年頃にはビジャープル王国に対抗して勢力を広げていたらしいから宣言してなくてもそういうつもりもあったかもしれない(適当)。この辺詳しい解説欲しいね。
リンク
「Shankara Re Shankara」
絶滅危惧種「真上から撮影したフォーメーションダンス」が入ってたのでもうそれだけで2億点加点
ちょっと『Singham』のダンスを連想する(アジャイさんはあんまり踊れない)
この曲が一番好き「Ghamand Kar」
無骨な雰囲気。映像は本編に含まれないものもあります
「Maay Bhavani」お祭りソング