1994年公開
出演:アーミル・カーン
サルマーン・カーン
カリシュマー・カプール
ラヴィーナ・タンダン
パレーシュ・ラーワル
シャクティ・カプール
ジューヒー・チャーウラー(特別出演)
ゴーヴィンダ(特別出演)
今じゃ2人とも大物すぎて実現しないんじゃなかろうか、アーミル&サルマーンの和気藹々共演作。
ちなみにこの頃2人はまだギリ20代。
監督は『Ajab Prem Ki Ghazab Kahani』(2009)のラージクマール・サントーシー。コメディーです。
あらすじ
床屋の息子アマル(アーミル・カーン)と仕立て屋の息子プレーム(サルマーン・カーン)はどちらも父親に迷惑かけちゃうようなドラ息子。
ある日、インドでちょっとしたニュースが。大富豪の娘ラヴィーナ(ラヴィーナ・タンダン)が将来のお婿さんを探しにイギリスからやってきたというのだ。アマルとプレームは働かずして金持ちになれるチャンスと聞きつけ、早速彼女のもとへ。2人はバスで出会うが、そこは同じ女性を狙うライバル、ケンカしたり足を引っ張ったり。
なんとか2人とも彼女の家に潜り込むことに成功するが、なかなか一筋縄では行かなくて…。
いろいろ
現在、アーミルが少しでも好きになれるよう荒療治中。アーミルは嫌い、ではないけどちょっとビビってしまうというか、苦手というかw
『きっと、うまくいく』も、『ラガーン』も、良い映画なのは百も承知なんだけど、あんまりハマんなかったのよねぇ…。
原因を考えてみると、今の「ミスター・パーフェクト」なアーミルがアカンのちゃうか、という考えに。
何と言うか、「気合い入れて映画作りました!」な感じが、こっちも気合い入れまくってみなきゃいけない風に思わせる(勿論どんな映画も気合い十分に制作されてるとは思うけどねw)。役はともかく、その後ろで「完璧な俳優アーミル」がチラつくのがなんとなく構えてしまうのかなぁと。
…んなわけで、その「ミスター・パーフェクト」と呼ばれる以前のならどうなのよ?まだとっつきやすくて楽しめるんじゃね?と、アーミル・カーンの古い映画(だいたいデビューから1990年代中盤まで、いつからパーフェクトなポジションなのかは不明だけどその手前まで)を観て検証してみるわけであります。
以上長い前置きでした。
結論から言いますと、くっそアホコメディーでした。
同じラージクマール・サントーシー監督『Ajab Prem Ki Ghazab Kahani』と見事にテイストが同じw(順番逆だけど)
特に終盤は「お前ら何がしたいねん」とツッコミながら観ずにはいられないおバカさ・アホさ。恐らくツボにハマる人には超楽しいでしょうし、逆に白けちゃう人も出てくると思います。多分両極端、映画の制作は博打と聞きますが、観る方も相当な博打。
見どころが色々あって楽しかったです。
やっぱり今じゃ無理そうなトップ俳優の共演。
特別出演だと実現しそうではあるけど、こんだけしっかり共演はもう、無理かも?
どちらか一方だけブレイクして、片方は今いずこ?ていうパターンでなく、両方ともトップ俳優だからこその貴重な昔の共演かと。
あ、この映画以外でも、シャールクとサルマーンの『Karan Arjun』だったりとか。
気合い入りすぎなコスプレ
私が鈍いだけか?暫くこの2人がアーミルとサルマーンな事に気付かず。サルマーンどこから声出してんの?なキンキン声だしw
↓あとアーミル単独コスプレ(中央)
これはさっきのもあったしすぐわかったw
かなり色んな表情のアーミル
恐らくこれも今じゃ見られないようなかわいい泣き顔のアーミル。このアーミルなら萌えられそう。
そしてなんだそのかわいいパジャマは。
↑以外にも、○○に言い寄られて「ウヒョ!」な顔とか、驚いた顔とか。
最近の映画じゃ少なくなってきた?ストーリーと関係ないツッコミ所↓
バスで移動中なのに、歌のためならバスに乗らない(なんの為のバスだよ)
シャクティ・カプールとサルマーンのアクションがなぜかパントマイム↓
これはウケ狙いだと思うので、つっこんだら負け。つっこみましたけど
シャクティ・カプール、何だかマント付けた‘クライム・マスター・ゴーゴー’っていう役だったんですけど、この映画でキャラ人気が出た、らしい?私には意味不明過ぎた…w
オマケでジュヒーとゴーヴィンダが出演。
初っ端からなのですが飛ばし過ぎですw
うわ~お♡♡♡
どちらかというとサルマーンよりアーミルメインでした。アーミル側のストーリーの方が先に展開する感じ。
ヒロイン陣、カリシュマーはちょっと役の所為もあり影薄め。私初カリシュマーだったからもうちょっと出て欲しかったなぁw 今更初カリシュマー。妹カリーナはガンガン観てるけどw
カリシュマーよりラヴィーナーが多めに出てたかな。ちなみにヒロイン2人とも芸名&役名一緒です。その辺テキトー?w
あらすじ的に「○○カーンのラブゲット大作戦!」なのかと思いきや、思ったより恋愛要素は薄かったかな~
これから観るなら:
台詞かなり多めで脳内翻訳放棄してしまった部分も多々ありつつ、それなりに楽しめました。日本人には好みが分かれるかもしれませんが、気軽に観れる内容ですし観て損はないと思います。あとは、古い映画(20年前か…)が平気か、コテコテなコメディーが平気か、で判断してください。
リンク
アーミルの泣き顔を拝みたいならコチラ
「Ye Raat Aur Ye Doori」 ヒロイン達が寝る前のハズなのにフルメイク。
前半の茶畑、『Chennai Express』の「Kashmir Main Tu Kanyakumari」とロケ地がとっても似てると思うんですが、いかがでしょう?
同じ場所?こういう場所いっぱいあって似てるだけかな~?
バス旅。ぼ~んぼん♪ぼんぼん♪
「Do Mastane Chale」