2019年公開
出演:ディルジート・ドーサンジ
クリティ・サーノーン
ヴァルン・シャルマー
ムハンマド・ズィーシャーン・アユーブ
ローニト・ローイ
監督:ローヒト・ジュグラージ
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:106分
媒体:ネット配信(Amazon Prime)
あらすじ
柔道大会で優勝し警察官になる夢が叶ったアルジュン・パティアーラー(ディルジート・ドーサンジ)。配属された署で部下のオニーダ(ヴァルン・シャルマー)らと共に職務に励んだり励まなかったりしていたところ、TVレポーターのリートゥ(クリティ・サーノーン)に出会い、一目ぼれする。
ある日警官の一人がギャングに襲われる。アルジュンは速攻でそのバルデーヴを倒したところ、リートゥに度胸のある警官だと認められ、バルデーヴをはじめとする地元地域に蔓延るギャングの情報を教えてもらう。早速アルジュンはそのギャングたちを一掃しようとギャング同士を戦わせる作戦に出るが、その作戦はリートゥにやらないでと言われていたもので…。
いろいろ
かわいいね
ジャンルはアクション・パロディ映画に分類されてる…らしい。アクション+コメディって感じの映画でした。メタ的なコメディシーンが多いからパロディなのかな?
そうなんですよ、ここまでメタなネタ使った映画なかなか遭遇しないってくらいメタでした。主人公が出るより先に、監督がプロデューサーに脚本を売り込みに来たところから映画が始まる…監督はアビシェーク・バナルジー(最近ヒンディーのライトなコメディでよく見る)とプロデューサーがパンカジ・トリパーティー…正直台詞があるチョイ役って感じ。贅沢に使ってんなぁ~!
監「脚本読んでください!」
プ「曲は?」
監「5曲あります!」
プ「サニー・レオンは?」
監「出ます!」
プ「よし、さっそく撮ろう」
監「いやいや、脚本読んでから決めてくださいよ!」
って感じに物語がスタート。
冒頭の後、合間にもちょこちょこ2人が出てきます。ストーリーテラーなのか…?ぶっちゃけなくても成立するところだから完全におふざけって感じw
この映画はそんな感じでこの2人以外にも無駄とも言えるものがめちゃめちゃ挟まれるから、そういうの楽しめる人向けだと思います。アクションはゲーム画面w
映画の中に"作り手"がいるから改めて気が付いたけど、ヒンディー映画って「曲」「ヒーロー」「笑い」「悲しいシーン」「クライマックスのアクション」が起承転結の定型文のように並んでるのがセオリーというか文法というか。もちろんそういう要素を持たない優れた映画があるのはわかってるけど、定番の型にはめつついかに飽きさせず面白い映画を作るのもかなりの技術がいるよなあ…って思いました。その点この映画は、私が好きなタイプのギャグだったのは多少関係あるけど飽きずに観れたので優れていると思います。
あえてベタなネタを用意しているから、"想定の範囲内"を楽しむのも一興。
主人公も定番の警察官。(予告で「245本目の警察映画」って言ってたけど本当だろうか、もっと作られてそうな気がするw)
ディルジートが役者として何がいいかって、やんちゃだけど毒性が薄いとこなんだよな。嫌味がない。受け手が受け入れやすい。って改めて思いました。ボケもツッコミもいけるぜディルジート。
『きっと、またあえる』で話題の"セクサ"ことヴァルン・シャルマーは主人公の相棒役です。クリティちゃんはバリキャリっていうか仕事してる姿が似合うなあ。『Luka Chuppi』もレポーター役してたし。このトリオがかわいいですね。
規模とジャンル的に歴史的大傑作にはならないけど、定期的にこういうの作られていつまでも残ってほしいな~と思える系のエンタメでした。
私が面白かった~~!と言ってもまぁコメディはいろんなタイプがあるからおそらく好みが分かれると思います。『Arjun Patiala』が自分と合うかの点で観るの迷ったら、本編と同じようにふざけまくってる予告でお試しできるかなと思います。
リンク
予告
音楽キャッチーでいいのよ。優秀。
「Crazy Habibi Vs Decent Munda」サニー・レオン出るの?って話したらホントに出るとは
「Main Deewana Tera」
ディルジートが歌ってるのも貼っとこ
「Sachiya Mohabbatan」
↓これは笑うwwwwwww