1988年公開
出演:アーミル・カーン
ジュヒー・チャーウラー
アローク・ナート
ダリープ・ターヒル
監督:マンスール・カーン
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:163分
媒体:ネット配信(Zee5)
あらすじ
ダナクプル村のジャスワント・シン(アローク・ナート)とダンラージ(ダリープ・タヒル)には妹マドゥマティーがいた。マドゥマティーはラグヴィール・シン一家の息子ラタン・シンと関係を持っており、お腹に子も宿していた。しかしラタン・シンはお見合い結婚を控えており、ラタンはマドゥマティーに堕胎するように言う。ジャスワントたちはラグヴィールに妹たちを結婚させるよう頼むが、ラグヴィールはこれを拒絶する。思いつめたマドゥマティーはラタンの結婚式当日に自殺、怒ったダンラージはマドゥマティーの遺体と共に結婚式会場に現れ、ラタンを惨殺してしまう。
ダンラージはそのまま長い間禁固刑の身となる。ジャスワント達は村を離れ、デリーで暮らすようになる。
ダンラージが釈放される頃、息子ラージことラージヴィール・シン(アーミル・カーン)は青年に成長していた。ある日、ラージといとこは父親たちの代わりに土地手続きのためにダナクプル村に出向くが、そこであの敵対する一家の娘ラシュミ(ジュヒー・チャーウラー)に一目惚れし…。
いろいろ
過去に起きた事件により敵対する二つの家に生まれた男女の物語。がっつりロミオとジュリエット。
2人ともこの作品がデビューとされていて、オープニングクレジットに「Introducing」って表示されてました。でも脇役とか子役とかインディーズ作品?の出演は既に済ませていて、初演技ってほどではないみたいです。デビューとはどこからを言うのか。ややこしい。監督はアーミルのいとこ、製作兼脚本は叔父。本作公開の際にはアーミルの売り出しも結構やったみたいです。
若いのもあって、アーミル・カーンとジュヒー・チャウラーが揃ってかわいいんだよなぁ~~~!!
本作のヒットで2人とも一気にスターになったみたいです。また、80年代の暗黒時代、暴力映画や低レベルの作品を量産する状況にあったヒンディー映画の流れを変えた一作とも言われているそうです。エポックメイキングなロマンス映画の一作として評価されてます。
当事者じゃないのでわからんけど、映画ってエバーグリーン的に愛される作品ももちろんある上で、公開された当時の社会情勢や映画のトレンドや状況も加味したい作品もあるわけで、こういう時リアルタイムで観てたらインド映画の流れを肌で感じられたのになぁ~と悔しい思いになりますね。時系列でも観てないものでその辺を聞いてもさっぱり…。ワイが身をもって時代の変化を感じ取れたのは『バーフバリ』くらいなものなのでw
ジュヒーはファンなんですよ。あんまり観れてないけど。ザ・ヒロインって感じで可愛かったです。特に上の画像の赤と山吹色のサリーが妙に魅力的だったな~!
アーミルもまだ20代前半で、だいぶ大人になった今の姿と比べるとあどけない感じすらありますね。もともとベビーフェイスだから『きっと、うまくいく』で大学生役できたのでは?やはりこの頃のアーミルが圧なくてあんまり気張らずに観れます。
ストーリーはというと、ロミオとジュリエットっぽい障害がある物語でだいたいのところまでは想像つくし、あとは結末がハッピーになるかバッドエンドになるか分かれて、作品のイメージも結末に左右されるっていう点では感想を書くと速攻ネタバレしてしまいそう…。
最近の映画でも時々台詞にこの映画のタイトル出てきたり、なんかの折に名前出てきたりするので、ヒンディー映画史をゆるくでも履修するときに押さえとく1本かなと思います。ぶっちゃけ私はそれ目的が一番でした。(あとはかわいいアーミルたちを観たかった)
これは小ネタなんですけど、まだ超小さかったイムラーン・カーンもご出演されているということで…めちゃかわ!面影ある~!主人公の幼少期として出てます。演技とかもまだわかってなさそう~
イムラーンくんいま俳優やってないけど元気かな…
リンク
「Gazab Ka Hai Din」
ちなみに最近リメイクされた曲が『Dil Juunglee』に収録されとります
「Akele Hain To Kya Gum Hai」
「Papa Kehte Hain Bada Naam Karega」アーミル登場のシーン